ルイヴィトントータリーバッグは、その実用性とデザインが高く評価されています。
特に、両サイドに大き目の外ポケットが付いていることが特徴です。
このポケットにはスマホやアイコスなどの日常の必需品を簡単に収納できるため、非常に使い勝手が良いシリーズとなっています。
さらに、エレガントなデザインと高品質な素材が、日常の様々なシーンで活躍します。
今回は、トータリーのハンドルと本体を繋ぐ根革の交換修理をご紹介します。
革修復どっとコムにご依頼いただいた今回のバッグは、4箇所すべてを交換させていただきましたが、傷み具合に応じて1カ所からの部分交換修理も承っています。
部分交換で懸念されるのは、ヌメ革の色合いの違いです。
革修復どっとコムでは、修理に使用するヌメ革を先にエイジングしています。
そのため、部分交換でも違和感なく、交換していない部分と比較しても色の差があまり出ないようにしています。
新しい段階ではヌメ革は白に近いアイボリー系の色合いですが、特性として経年変化で色合いが焼けて飴色になっていきます。
この技術により、修理後も「直した感」が出ず、自然な仕上がりを実現しています。
トータリーバッグの根革交換修理について、ご了承いただきたいこと
トータリーバッグの根革交換修理を行う際には、構造上、まずファスナー部分を外す必要があります。
根革交換後には再縫製を行いますが、状態によっては裏面の縫い目などの細部の美観に影響が出ることがあります。
極端にひどくなることはありませんが、最善を尽くしておりますので、ご了承いただければ幸いです。
ハンドル側に亀裂が出ている場合、同時にハンドルの交換を行うと、さらに見栄えが良くなり、長持ちします。
ルイヴィトンのヌメ革に痛みが出て修理をお考えの際や、修理の詳細について詳しく知りたい方は、遠慮なくお問い合わせください。
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革修復どっとコムの取り組み
私たちは職人の育成を重要なミッションとして、高品質な修理サービスを提供し続けるため、次の世代の職人を育てる取り組みに力を入れています。
①実践的な練習
傷んだブランド品を安く仕入れ、練習用に使用しています。
これにより、職人たちはリアルな修理経験を積むことができます。
②専門的な指導
経験豊富な職人が新しい職人に対して指導を行い、技術を継承しています。
高度な技術を伝えることで、全体のクオリティを保っています。
③多様な修理実績
ルイヴィトン、エルメス、シャネルなどのハイブランド品を取り扱い、さまざまな修理経験を積むことで、対応力を高めています。
④もったいない精神
日本の「もったいない」精神を大切にし、使い捨てではなく、修理して長く使う文化を広めています。
上記の取り組みとして、以下の方法で職人を育成しています!
リペア教室(多くの人に感動と喜びを)
委託販売(ブランド名・シリーズ名・真贋教育)
