ルイヴィトンのモノグラム・スピーディーは、そのクラシックで洗練されたデザインと高品質な素材で知られています。
このモデルは、スピーディーという名前の通り、軽快でスポーティなデザインが特徴です。
今回は、スピーディーのファスナー引手部分のヌメ革交換についてご紹介します。
ヌメ革のファスナー引手は、お洒落でエレガントなデザインが特徴ですが、頻繁な開閉によって劣化しやすく、裂けてしまうことがあります。
劣化した引手の交換は可能ですが、特に注意が必要なのが接続部分にある丸いカシメです。
ヌメ革引手の交換方法
- カシメの再利用: 現在のカシメを再利用するか、新しい類似のカシメを使用するかを選択できます。再
- 新しいヌメ革引手の取り付け: エイジングしたヌメ革を使用して交換しない部分と比較しても違和感が出ないように引手を制作し交換します。
カシメ再利用の仕上り
カシメを再利用することで、見た目はまさにルイヴィトンそのものの美しい仕上がりとなります。
カシメを再利用することで、バッグのオリジナルのデザインを維持しつつ、修理後もその高級感を保つことができます。
類似カシメの仕上り
類似品を使用しても、見た目はかなり良く仕上がります。
細部にこだわらない方であれば、類似品でも満足していただけると思います。
オリジナルパーツが再利用できない場合やコストを抑えたい場合は、類似品を検討するのも一つの方法です。
ルイヴィトンバッグの南京錠と摘み革・耳革交換について
ルイヴィトンバッグの中央にある丸い穴は、南京錠でロックするための穴です。
ファスナー付け根の本体側についている部分を摘み革と呼び、両サイドについている場合は職人の間で耳革と呼ばれています。
修理のメリット
- ロック機能の復活: 両方の摘み革・耳革を交換することで、再び南京錠でロックできるようになり、セキュリティが向上します。
- 美しい仕上がり: 新しい革で交換することで、見栄えが良くなります。
- 機能性の向上: 交換によってバッグの機能性が向上し、安心してご利用いただけるようになります。
交換前の破損状態
引手が経年劣化によりちぎれてしまっている状態でした。
こうした劣化は、長期間の使用によるもので、適切な修理が必要です。
交換することで、見た目も新しくなり、再び安心してお使いいただけます。
ルイヴィトンバッグの修理について
ルイヴィトンの修理について詳しくは、こちらをご覧ください。
状態に応じた最適な修理方法をご提案いたします。正規店で修理ができないと言われた場合でも、ブランド品の修理専門店にお任せください。
修理をお考えの際は、どうぞお気軽にお問い合わせください。
大切なアイテムを長く美しく保つための最適な方法をご提案いたします。
革修復どっとコムの取り組み
私たちは職人の育成を重要なミッションとして、
高品質な修理サービスを提供し続けるため、
次の世代の職人を育てる取り組みに力を入れています。
①実践的な練習
傷んだブランド品を安く仕入れ、
練習用に使用しています。
これにより、職人たちはリアルな修理経験を
積むことができます。
②専門的な指導
経験豊富な職人が新しい職人に対して指導を行い、
技術を継承しています。
高度な技術を伝えることで、全体のクオリティを
保っています。
③多様な修理実績
ルイヴィトン、エルメス、シャネルなどの
ハイブランド品を取り扱い、
さまざまな修理経験を積むことで、
対応力を高めています。
④もったいない精神
日本の「もったいない」精神を大切にし、
使い捨てではなく、修理して長く使う文化を広めています。
上記の取り組みとして、以下の方法で職人を育成しています!
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