ブログをご覧頂き有難うございます。
ヌメ革のメンテナンスをご紹介させて頂きます。
ヌメ革は本来、経変変化で
色味が焼けて飴色に変化して味を出して
行くレザーですが・・・
この様な状態になると、味ではなく
汚れたバッグに見えてしまいます。
【before】
【after】
この様な状態が、味としてお好みの方は、
購入時から、日光浴をさせたり、
クリームなど使ってエイジングをしていきます。
そうると、とても深みのあるヌメ革に
変化していきます。
詳しくは、後程、説明いたします。
【before】
【after】
工程ですが、クレンジングで表面の
黒ずみをレザーが硬化しない範囲で
抜き取りします。
その後、経年変化で色味が濃くなった色合いと
浸透して落としきれなかったシミのバランスを見て
色調し、補色や染め直しをして、
色味を整え、艶感を調整します。
【before】
【after】
▼ルイヴィトンのヌメ革って?
ルイヴィトンのモノグラム・ダミエシリーズで
使用されているレザーで、もっとも多いレザーが
ヌメ革です。
ヌメ革は、植物性のタンニンでなめした
レザーになります。
銀面のあるレザーに比べ、きめが細かく
とても丈夫ですが、表面加工(銀面が無い)が
されていないため、傷が付きやすく、日焼けして
色合いが経年変化で濃く変色してきます。
ヌメ革は簡単に言うと、お化粧がなされていない
ナチュラルレザーです。
そのため、傷が付きやすく色合いが変化してくるのです。
しかし不思議なレザーで、傷や焼けシミがついても
レザー特有の味に変化していきます。
ご存知の方は、好んでヌメ革を選び、
エイジングを楽しまれています。
雨の日は注意
ヌメ革は表面加工がされていないので、
水に弱く、雨が掛かってしまうとシミになります。
雨の日は極力、ご使用を避けた方が無難と言えます。
クリームお手入れはおすすめ?!
クリームで保湿を施す手もございますが、
ヌメ革はクリームでシミになるケースもあるので、
新品のヌメ革にクリームを使うのはやめましょう!
ヌメ革は本来、自分で育てていくレザーです。
少しあめ色に変化するまで待ってから
使用される方も多くいらっしゃいます。
ある程度、焼けてからクリームで
保湿し味を深めると良いかと思います。
クリームを使うときの注意点は、
1箇所にたくさんつけるとシミになります。
均一に満面なく広がるように塗ってください。
目立たない場所でのテストも忘れないでください!
お肌と同じです!
シミになったりムラが出た場合の対処法
日光の当たる窓際など、室内で日焼けさせます。
天候によりますが、2週間~4週間位置いておくと
焼けてきます。
そして、クリームを塗ります。
※塗り過ぎは注意です。
同じ様に日光浴をします。
そしてクリームで、上記の工程を繰り返すと
シミが目立たなくなったり、
色合いが均一に焼けてきます。
しかし、天然素材なので、思うように行かない事も
ありますので、エイジングによる変化を
楽しむようにすることが、ヌメ革になります。
わたしが、おすすめするヌメ革用のクリームです。
使い方も簡単ですが、動画で説明しています。
コロンブスのヌメ革専用クリームがお勧めです。
わたしなりの失敗に繋がらない、使用方法です。
メーカーの使用方法とは、少し違いますので
予め、ご了承ください。