ブログをご覧頂き有難うございます。
ケリーデペッシュのメンテナンスを
ご紹介させて頂きます。
全体的に黒ずみや擦り傷が見られました。
クレンジングで黒ずみを落とし、
バインダー層に馴染むように補色したら、
最後に艶調整を施す工程になります。
レザーの製造段階と同じ方法での
メンテナンスです。
【before】
【after】
部分的に剥がれを隠す程度の場合、
アクリル顔料を使う事は可能ですが、
全体に使うと塗装になってしまうので
全体的にメンテナンスが必要な場合、
アクリルが配合されていない顔料を使用します。
使いこなすまでには、知識と使い方の工夫が必要なので、
少し時間は掛かりますが、
様々な状態に対応できるようになります。
当店の顔料は、修復師さんたちが使いやすくなるよう
バインダーやレザーに馴染む基礎的な溶剤を
既に配合して、陳列しております。
あとは、色合いや状態に応じて
濃度など調整して使って頂いてます!
【before】
【after】
角の劣化も、状態が悪い場合、少し痕が残りますが
見栄えよくメンテナンスが可能です。
ふち周りのひび割れも目立たなくなります。
メンテナンスに対しての考え方を
簡単にまとめた記事はこちら!
出来るだけ詳しく解説した記事はこちら!