ブログを見て頂き有難うございます。
ルイヴィトン修理、ファスナー交換をご紹介します。
画像のように布地部分が破れた場合、全交換が必要になります。
全く同じ部品の入手は出来ないので、類似品に変わりますが、ぱっと見は違いが判らないレベルかと思います。
最初にファスナー回りの縫製を生地を傷めないよう、慎重に解いていきます。
縫製を解き、ファスナーを取り外した状態です。
ここからが、本番です!
類似のファスナーを選び、再縫製していきます。
残ったステッチをキレイに取り除きます。
【before】
じっくり変色するので、気が付きませんが、ファスナーは表に出ている部分と出ていない部分では、こんなに色合いが変わってしまいます。
変色していない側に併せ出来るだけ近いファスナーを選びます。
八方ミシンは手回しで縫製していくミシンです。
元の針穴に併せ慎重に手縫い感覚で縫製していきます。
洋服など布地と違い、針穴がズレると亀裂が入るため、慎重を要する作業になります。
ルイヴィトンの刻印があるプルタブは再利用して取り付け致します。
類似のスライダーです。
プルタブを交互に外します。
既存のプルタブを取付してファスナーに通します。
ファスナーにスライダーを装着したら、留め具を取付けて、
付け根部分のステッチを縫い直して完了になります。
反対側も同じ様に留め具を付けて再縫製します。
単純にファスナー交換と言っても、再縫製や細部の部品まで、近い形状のパーツを探し入手して揃えることが大変でしたが、以下に交換していないように見せるかを大事にして、お喜びいただけるよう最善を尽くしております。
特殊な色合いで、同じ色合いが既製品でない場合は、ファスナー自体を特注で作ることも可能です。
100%同じにはなりませんが、違和感が出ない範囲で、近い色合いで制作させて頂き、交換をさせて頂いております!
ファスナーに関して詳しくご紹介しているサイトです。
宜しければ、ご覧ください!