ブログを見て頂き有難うございます!
腕時計のレザーベルトシミが出来てしまった・・・
質の柔らかい高級レザーほど
「シミ」になりやすいので雨や汗により
画像のようになってしまいます。
市販で販売されている革染めの染料や
染めQなど、今ではかなり使いやすく
なっているので、今はやりの「DIY」
じゃないですが、チャレンジしようか
お考えの方も多くいらっしゃるのではと存じます。
注意点などご紹介させて頂きます。
■染料系を使用する場合
染料系は、レザーに浸透するので、
原液タイプのものより、そのまま使える
ものが使いやすいです。
染めやすい色は、ブラックです。
微調整が必要な色は、さじ加減が必要になります。
染めたあとの注意点ですが、染料系は
擦れたり雨など水が着くと、色泣きします。
色止め剤も販売されていますが、
艶感などムラになりやすいので
使用方法をシッカリ学び、チャレンジして下さい!
■顔料系を使用する場合
キレイに染めるには、スプレータイプがお勧めですが
顔料系は、レザーに浸透しないため、
密着させるために、表面の汚れを落とさないと
顔料がひび割れしてきます。
刷毛や筆で塗る場合は、ムラにならないよう
濃度の調整剤を活用してください!
顔料系の注意点は、顔料の濃度が濃いと
レザーを折り曲げたときに、ひび割れたり
絵の具を塗ったような仕上がりになるので
薄め液などで調整が必要になります。
レザーの染めは、難しいですが、奥が深く
とても楽しいと思います!
上手く出来ないことも、全て経験値として
蓄積されていきます。
やればやるほど、上手くなれると思いますので
とにかく、色々な染料や顔料を試しに使いながら
チャレンジしてください!
はまる人は、はまります!
わたしも、はまった一人です!
「そもそも?なんで?なぜ?」の繰り返しから
色々な技術やテクニックを編み出してきました!
腕時計のレザー染めは、その象徴で、
染めたことで硬くなると、腕に巻いたとき、
ひび割れてしまいます。
硬くならないように、しかもナチュラルに
色泣きしないように仕上げることが、
プロとして当たり前ですが、必要になります。
レザーが製品化される前の段階で
染める方法と同じ方法で染めておりますので、
硬くなったり不自然に仕上がることは
ございませんが・・・
ステッチ(縫い糸)が染まったり
裏面も染まるなど、ご了承いただきたい点や
レザーの状態によっては、お受けできない場合や
お勧めできない事もございます。
裏面も染まりましたが、
レザーには、特に問題なく
染めることが出来ました!
裏目を染めたことで、
消えかけていた刻印が少し
浮かび上がりました!
DIYのご相談は、お受けすることが出来ませんが
レザーの状態など、画像でお送り頂けましたら
仕上り感やお勧めできる状態かなど
ご案内出来るかと存じます。
・全体像
・気になる部分
・特に劣化した部分
上記をご参考に画像をお送り頂けたらと存じます。
その時に、ご希望がありましたら、
コメントしていただけたらと存じます!!
画像とご希望を読み、工程や仕上がり感など
ご案内させて頂きます!!