本日ご紹介するのは
時代を超えて愛される名品
シャネル(CHANEL)
マトラッセ・チェーンバッグ
メンテナンス事例です
マトラッセはそのふっくらとした
キルティング加工が命ですが
長く愛用されているお品物ほど
経年による汚れや型崩れが
目立つようになります
今回は、
私たちが最も重要視している
「下地作り」の工程に焦点を
当てて解説いたします。
【before】

【after】

レザーのメンテナンスにおいて
最も大切な工程は
「色を塗ること」ではなく
その前段階の
「クレンジング(事前処理)」にあります
私たち革修復どっとコムが提唱する
正しいクレンジングとは
単に表面の汚れを拭き取る
ことではありません
簡単に言えば
古くなって硬化した表面層の薄皮
(わずか0.1〜0.3mm程度)を
除去する作業になります
【before】

【after】

クレンジングによって古い層を取り除くと
革は本来の柔軟な状態になり
この状態で適切な栄養を補給し
形を整えることで
全体的な歪みや型崩れを
見栄え良く補正することが
可能になります
もちろん、深い歴史を刻んだ
細かなシワをすべて消し去ることは
革の質感を損なうことにも繋がります
無理な補正を施さず自然な感じで
バランスを見ながら補正していきます
【before】

【after】

今回は、フラップ(蓋)の裏面に
マジックによるサインが残っていました
インク汚れは、時間が経過するほど
革の深層部まで浸透してしまうため
非常に厄介なシミの一つですが
以下の二段階で処置を施しました
-
インクの抜き取り: レザーの繊維を傷めない範囲で、特殊な溶剤を用いて可能な限り染料を吸い出します。
-
銀面の生成: インクを抜いた後のデリケートな箇所に対し、あらたに革の表面層(銀面)を再構築するように加工。
【before】

【after】

お手元に眠っている大切なバッグに、
もう一度息吹を吹き込んでみませんか?







エルメス
シャネル
ルイヴィトン
グッチ
ボッテガヴェネタ
プラダ
ミュウミュウ
コーチ
クロムハーツ
パーツ交換・修理
ブランド品
革ジャン