根革は、バッグの本体とショルダーを繋ぐ重要な部分です。
この部分がしっかりしていないと、
バッグ全体の耐久性が損なわれます。
根革が劣化した場合、適切な修理や交換が必要です。
根革の状態を保つことで、バッグの寿命を延ばし、
見た目も美しく保つことができます。
ボスフォールショルダーバッグの根革交換事例
ルイヴィトンのボスフォールショルダーバッグの根革は、
本体側とショルダー側の4箇所にあります。
今回は、この4箇所すべての根革を交換しました。
修理の流れ
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確認と選定: 劣化した根革を確認し、適切なレザーを選びました。
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解体とカット: 劣化した根革を丁寧に取り外し、新しい根革用のレザーをカットしました。
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縫製と仕上げ: 工業用ミシンを使って、新しい根革を本体とショルダーに縫製し、しっかりと固定しました。
仕上がり
新しい根革は、バッグ全体の耐久性を高め、長く愛用していただける仕上がりになっています。
根革交換時の注意点
本体側の根革を交換する際には、ファスナー周りの
縫製を解く必要があります。
表面の再縫製は特に問題なく進められますが、
内側面には多少のズレが生じる場合があります。
最善を尽くして作業を行いますが、
若干のズレが発生する可能性がある点を
予めご理解いただければ幸いです。
根革交換やその他の修理について
詳しい情報やご相談は、こちらをご覧ください。
革修復どっとコムの取り組み
私たちは職人の育成を重要なミッションとして、
高品質な修理サービスを提供し続けるため、
次の世代の職人を育てる取り組みに力を入れています。
①実践的な練習
傷んだブランド品を安く仕入れ、
練習用に使用しています。
これにより、職人たちはリアルな修理経験を
積むことができます。
②専門的な指導
経験豊富な職人が新しい職人に対して指導を行い、
技術を継承しています。
高度な技術を伝えることで、全体のクオリティを
保っています。
③多様な修理実績
ルイヴィトン、エルメス、シャネルなどの
ハイブランド品を取り扱い、
さまざまな修理経験を積むことで、
対応力を高めています。
⑤もったいない精神
日本の「もったいない」精神を大切にし、
使い捨てではなく、修理して長く使う文化を広めています。
上記の取り組みとして、以下の方法で職人を育成しています!
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