さまざまな、色合いの修復を行っております。
色を同じ色合いに合わせることは、基本中の基本です。
ですから、修復師は、目が命です。
みんな、ゆったりとした雰囲気で、もくもくと静かに修復をしておりますが、
飲み会となると、意外とお酒に強い修復師が多いです!頼もしい(笑)
話しが支離滅裂で申し訳ないです。
レザーの基本構造は、革の上に着色された層、艶感を調整する層がございます。
基本、同じですが、着色に色々な方法があります。
アニリンカーフは、革自体を染料で染めて、トップ層(艶感調整)
セミアニリンカーフは着色された層が薄く、トップ層
スムースレザー(銀つき革)は、着色された層が比較的厚く、トップ層
細かなことまで言いだすと、長文になってしまうため、簡単に判り易い範囲で
やめておきます!(笑)
クロコの色褪せは、染料を浸透させて、軽くエナメル加工を施します。
通常のトップ層では、色が定着しません。
クロコ系は、何があってもアクリル系を使用することを禁止しています。
少なからず、ウロコの溝が埋まってしまうからです。
アクリル系(絵の具と同じです)で塗装している業者さんは、修復が出来ないレベルになります。
依頼する前に、クロコの色褪せなおせますか~って質問して
問題ないか、確認することをお勧めします!
できないなどの返事がきたら、注意が必要です。
出来る返事が来たら、一安心と思っても良いかと思います。
見分け判断の一つに活用されてみて下さい!
銀面がある状態の色褪せは、アクリル系を水で薄めて塗るだけで簡単に直せます
ちなみにクロコは、銀面が基本ありません。
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