ブログを見て頂きまして有難うございます。
サックアデペッシュのメンテナンスを
ご紹介します。
素材は、ボックスカーフです。
エルメスの代表的な素材です。
ビジネスの相棒として、
長くお使いいただいてきたのでしょう!
擦れによる色あせや少しくたびれた感が
ありましたが、見栄えよくメンテナンスされた
しなやかな相棒として、再復活です!
【before】
【after】
クレンジングで表面の汚れを
落としてから、状態に合わせて
バインダー層に補色して、
艶感を調整致します。
配合剤にも、一工夫して、
メンテナンス致しております。
ボックスカーフは、生まれて
三か月から~六か月までの
柔らかいスベスベとした質感の
レザーになります。
この質感を意識して調整致します。
解れた部分は、手縫いで補強します。
エルメスの縫製は、サドルステッチという
方法で縫い直しを致しております。
【before】
【after】
ご使用によるシワやレザーが凹んだ傷は
無理に隠さず、ナチュラル感を重視して
バランスを見ながら、補色していきますが、
ふち周りや底面の破れは、
形成いたします。
【before】
【after】
エルメスは、内部も本革なので、表面同様
問題なく染め直し可能です。
エルメスの刻印は、そのまま残せます。
【before】
【after】
ふち周りの革と革の縫い合わせを
隠すコーティングもメンテナンス可能です。
負荷が掛かりやすい部分は、
厚めを少し抑えて加工しますが、
本体ふち周りは、負荷が掛かり難く
丈夫なので、出来るだけ元の様に、
厚みを出して加工致します。
▼負荷が借りやすい部分です。
・ウィング(ふた)を開閉する際の折り目
・ベルト外周
・ハンドル部分の持ち手
レザーが良く折れたり、
負荷が掛かりやすい部位になります。
特にハンドルやウィング部分は、
何度も開閉したり、重みで下地となる
レザーが伸びていることもございます。
バランスを見ながら、剥がれにくい様に
出来る限り見栄えが良くなる様に、
加工させて頂いておりますが・・・
見栄えを優先して、後から剥がれてしまうことが
まれにございます。
そんな時は、無償で厚みを再度、調整して
再加工をさせて頂いております。
【before】
【after】
診断お見積りは無料です。
お気軽にお問い合わせください。
▼エルメスのメンテナンスを
お考えの方に、是非、見て頂きたいコンテンツです。
▼あわせて、読んでいただきたいコンテンツ