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事例一覧

レザーのしみ抜き

ブログを見て頂き有難うございます。

レザーのしみ抜きをご紹介します。

光加減で違った色合いに見えますが、

しみ抜きのみの画像になります。

【before】

IMG_6792

油分のシミは、目立たない状態まで抜き取ることが出来るケースが

多いので、シミが着いたら、水やクレンジング剤などで

拭き取らず、そのまま手を加えないでください。

水溶性は、バインダ-層(※1)の色素を壊してしまい、

補色が必要になってしまいます。

【after】

IMG_6819

シミが油分でしたので、ある程度、抜き取ることが出来ました。

このままの状態でも目立たなくなりましたが、

これ以上のしみ抜きは、レザーにストレスが掛かかり

問題が出る可能性があるため、しみ抜きはここまでにして、

若干の色褪せ薄く残ったシミをどうされるか、

お客様とお打合せの上、決めさせて頂きます。

 

当店のメンテナンス方法と取り組みですが、

水に漬け込んだり、丸洗いするといったクリーニング屋さん的な

クリーニングではなく、お肌と同じ様に「クレンジング」の観点で、

色褪せや擦れ、浸透して落としきれないシミは、美容整形の観点で

研究を重ねてきました!

同じ商品でも状態は、軽い色褪せであったり、しっかり色褪せしていたり

変色など、それぞれに状態や元々の染め方も様々です。

バッグやお財布は、構造が複雑で、レザーだけでなく、

合成素材やキャンパス、内部に芯材が入っていたり、

ステッチの縫い方やコーティング加工など、

お打合せ項目が、多くなってしまう場合がございます。

クリーニングと言った一括りのご案内ができず、

状態や構造、素材により、何度かやりとりが必要になります。

一つ一つの状態に応じて適切な工程と仕上り感をご案内させて頂きます。

その後、お打合せの上、正式に受け賜わる流れになります。

 

※1バインダーとは

レザーが製品化される前の段階で、色付けをする際に、

加工される層になります。

なめしたレザー(※2)をそのまま製品化することが出来ないので、

色があるレザーには、柔らかいラムレザーから全てのレザーに

必ずある層になります。

バインダー層はレザーの表面を綺麗に整える役割と色付けに重要な層です。

部分的な浅い角擦れなどは、バインダー層が残っているので顔料と水で

綺麗になりますが、全体的に色褪せていたり焼けや変色がある場合、

バインダー層からメンテナンスして、レザーの表皮を整えることで、

レザーの質感や風合いを再現できます。

※2なめしたレザー

嫌な話になりますが、動物から剥いだ状態の革には、

体毛などの付着物があります。

なめすとは、簡単に言うとクリーニングして付着物を

取り除く工程になります。

その後、バインダー層を加工して、着色や染めを施し、

艶感を調整して色止めをして製品化され、

バッグや財布になります。

 




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