レザーに浸透したシミを目立たなくする手法を
動画にてご案内させて頂きます。
ご紹介させて頂くバッグは、プラダです。
4色の顔料で色合いを合わせました!
浸透して間の無いシミは、おおむね抜き取ることができますが、
動画でご紹介するようなシミが乾燥してレザーが硬くなり変色した場合、
無理にシミを抜くと、レザーを傷めてしまうので、
シミを出来る範囲で抜き取った後、硬化した部分を薬品で
柔らかくしてから、補色を施していきます。
液体顔料に必要な薬品を配合して、添付していきますが、
ゆっくり添付していくと、顔料が染みに寄り違和感が出てしまうので、
ドライヤーの距離と刷毛に着ける量を調整しながら、
補色していきます。
ただ、色を塗っているだけのように見えてしまうのですが、
レザーに馴染ませるための、色調や配合剤の調整、乾燥方法など
目に見えないテクニックが沢山、この画像には隠されています。
作業は目に見えますが、仕上がり感をナチュラルに出来るだけ綺麗にするための、
考え方があります。
こちらも、同じような状態になったレザーのシミです。
https://www.youtube.com/watch?time_continue=8&v=uinMhp71aJ8
染め直しを施す前の下処理も重要です。