ケリー・ラキスのメンテナンスをご紹介します。
ボックスカーフとキャンパスのコンビバッグです!
ボックスカーフ特有の擦れ艶が少し無くなった状態でした。
全体的に必要に応じて補色し、艶感を調整します。
【before】
ボックスカーフは、顔が少し映り込む位が本来の艶感になります。
構成要素を守ってケア致します。
【after】
ふち周りには、バニッシュの剥がれが見られました。
【before】
【after】
角の傷も見栄えよくなりますが、深い傷を無理に隠すと
違和感が出るので、ナチュラル感を優先して、傷を形成します。
【before】
【after】
レザーの一番上に加工された層をトップ層と言いますが、
艶感調整と色止めの役割がある層になります。
染料顔料など、レザーに色付けされている層が、バインダー層と言います。
角の擦れは、バインダー層まで剥がれておりましたが、
他の部分は、トップ層の劣化になりますので、
クレンジングで古くなったトップ層をカーフを
傷めない範囲で取り除き、必要に応じて補色後、
トップコートを施し、艶感を調整します。
なんとなく、皮膚の浮いたような感じがありますが、
レザー自体が劣化しているわけではないので、
同じような状態が見られてもレザーには問題が無いので
安心ください!
【before】
【after】
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