ブログを見て頂き有難うございます!
エルメスベアンの染め直しをご紹介します。
エルメスは、とても高価なお品物ですから、
メンテナンスを施す前に、正規店で
ご相談いただいてから、
メンテナンスをご検討頂くことを
まずは、ご提案させて頂きます。
正規店で高額であったり、
エルメスは、補色などは施さず
お磨きなどで、目立たなくするといった
対応になりますので、色褪せが直らないなど
ございます。
そう言った時に、ご検討頂けたらと存じます。
【before】
【after】
革と革の併せを隠す淵周りの
コーティングの様な部分を
バニッシュと言います。
下地が劣化している場合、
同じような厚みで盛りつけすると
直ぐに割れが生じるため
状態に応じて、配合剤の調整や
厚みを調整します。
【before】
【after】
エルメスは、高級品で、柔らかいレザーが
多く使われております。
使用する顔料や染料で仕上りに大きな
差が出てしまいます。
before/afterの画像では質感まで
判断が出来ません。
エルメスのメンテナンスを依頼される
修理店の見極め方法で
簡単な質問で判断できる方法がございます。
エルメスは、内部も全て本革で作られていますので、
内側の補色や染め直しが可能か聞いてください!
出来ないと言われたり、問題が出る可能性があると
言われた場合、絵具と同じアクリル顔料を
使用している可能性が高いため、
エルメスなど高価なお品物に使用するのは
長い目で考えると、勿体ないことになります。
レザー表面層のことを、銀面と言いますが、
銀面が残った軽めの色褪せであれば、
問題が出にくいですが、全体的な補色が
必要な状態の場合、必ず確認の上、
ご検討頂くことをお勧めします。
【before】
当店で使用している染料や顔料、
配合剤は、レザーの製造工程で染めに使用する
ものを、オリジナルにして、使用しております
当たり前ですが、内部も問題なく染め直し可能です。
購入した財布が、使用中に張り付くことは
ありませんよね!
難しい事ではなく、レザーの構成要素を守って
ケアすれば、問題ないのです!
しかしながら、構成要素を守ってケアするには
換気など、設備が必要になるため、街中の小さな
お店では、現実的に難しく、手ごろで簡単に
誰でもできるアクリルを使用している所が
多くなっているのです。
【after】
なお、金具など装飾品の修理は、
必ず正規店でお直しいただくことを
お勧めします。
類似品に変えてしまうと、やはり価値が
下がってしまうます。
診断・お見積りは無料です。
染め直しをお考えの際は、
お気軽にお問合せ下さい!