今回ご紹介するバッグは、製造から20年以上経過したシャネルのヴィンテージバッグです。
シャネルのバッグは、一般的に20年以上経つとヴィンテージとみなされ、その時代特有のデザインや風合いが多くの方に愛されています。
特に1980年代から1990年代に製造されたモデルは、その希少性と魅力が非常に高い人気を誇っています。
しかし、時間が経つにつれて、革の劣化やカビの臭いといった問題が生じることも少なくありません。

こうした状態のバッグを展示として楽しむ場合は、そのままの味わいを感じるのも素敵ですが、旅行やお出掛けに使用するには状態が気になることもあるでしょう。
私たち革修復どっとコムのサービスでは、これらのバッグを見栄え良く蘇らせ、ヴィンテージの魅力を保ちながら日常使いできる状態に仕上げるお手伝いをさせていただきます。
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ふち周りや擦れにより破れが生じておりました。
このような状態になると、正規店では対応してくれないケースが多いです。
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修復工程として、まずクレンジングを行い、長年の汚れをレザーを傷めることなく丁寧に取り除きます。
次に、トリートメント(加脂剤)で潤いを与え、さらにカビ除去を施しながら、型崩れを可能な限り補正します。
カビ臭もいにならない範囲まで除菌で消臭が可能です。
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表面のザラザラした状態は、トリートメントとトリミングを施すことで、仕上りが滑らかになります。
スムースレザーが、一部、スエードのような状態になっていました。
スエード化と革修復どっとコムでは言っていますが、新開発したウォーターリーフで違和感なく仕上がるようになりました。
この溶剤は、使いやすく革修復どっとコムの修復士に評判が良いです!
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深い傷は、あえて残す場合があります。
見栄えとナチュラル感のバランスを見ながら仕上げていきます。
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革修復どっとコムが使用する溶剤やカラー剤は、すべてオリジナル製品です。
これらは、バッグなどが製品化される前段階で加工剤として用いられている溶剤を、リペア専用に改良したものです。
また、さらに使いやすく、仕上がりも向上した新商品も販売を開始しました!
状態に応じて、以下のものを使い別けて、出来る限り修理した感が出ないよう修復していきます。
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革修復どっとコムでは、ベコベコとした型崩れへの対応として、内部の芯材を交換する方法だけでなく、ヴィンテージ品の解体を避け、形補正による見栄えの向上をご提案しております。
この方法は、バッグの機能性を損なわず、傷めるリスクを避けることを目的としており、さらにコストパフォーマンスの面でも優れています。
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今回、ご紹介させていただいたマトラッセは、総合的なメンテナンスが必要な状態でしたが、普段使い出来るまで、見栄えよく仕上がったかと思います。
色褪せや擦れ、スムースレザーのスエード化、カビ臭、型崩れが生じたバッグがありましたら、お気軽にお問い合わせください。
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