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レザー染め直し物語 

ブログを見て頂き有難うございます。

折角のブランド品に傷が付いたり、

シミになったら、どんな気持ちにになりますか?

 

「あぁ~やっちゃった~」と思う方が多いのでは

ないでしょうか?

 

高いバッグだから当然ですし、大変な事です!!

プレゼントされたバッグだったら、なおさらですね!

 

何とかならないか??

 

正規店や購入されたショップに相談しても

「対応不可」

ネットで調べてみると、直せるところは

あるみたいだけど、どこに頼んだら良いやら

 

そもそも、高価なものを送る不安が沢山・・・???

「戻ってこなかったら・・・」

「如何にも直しましたになったら・・・」

「不自然に仕上がってきたら・・・」

 

このように、たくさんの不安がつきものですよね!

 

さっそくですが、不安に対するポイントを

わたしたちが胸を張って取り組んできたことを

ご紹介します!

 

 

そもそも論で、行きついたところは!

バッグや財布が出来上がる前からの工程を知ること!

 

 

というわけで、色を塗るとかシミを抜くに

こだわらず、そもそも、レザーはどうやって

染めたりしているのか??

 

たくさんの染料・塗料メーカーに問い合わせても、

塗装になってしまい・・・

 

ネットで調べても答えは出ませんでした(泣)

机に座って調べて見つかるほど、

甘くなく、レザーの出来上がる前の工程を

知ることに辿りつくことが出来ませんでしたが!

 

近所の靴を作るN製靴所さんに用事で、出向いたところ、

さいとうさ~ん!

この塗料知ってる?

 

 

見せられた資材がこれ!

 

 

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うちでは、難しくて使いこなせないから、

試しに使ってみて!

そうして出会った、加工剤です。

 

現在は、少し手を加えて頂き、

使用しておりますが、

そもそもから始まったレザーを加工する段階の

加工剤やレザー用の染料や顔料など大量発注で

個別に使うには無理があるんです。

 

それを、作って販売していた、S市のおっちゃん!

N製作所に教えてもらい、

ダメもとで訪ねてみました。

 

小さな工場で、初対面が気さくすぎて

うさんくさいおっちゃんやな~

と思いながら、名刺交換をして

商品を見せてもらい、レザーの製造工程やら

仕組みを教えてもらってるうちに

なんでこんなに詳しいんや??

 

 

 

全て、問題が解決するんじゃないか!

 

 

と期待が凄く膨らみました!

 

さっそく、一通り加工剤や染料など購入して

福井へ持ち帰り、使ってみましたが・・・

案の定、こだわり商品なんで、

奥が深く使いこなすことが出来ません・・・

 

おっちゃんに福井へ来てもらい、

実研修を受けてみました!

 

そこで、理論的に学習する必要性を感じ、

レザーの製造工程を知るため、

製品化される前の鞣し工程を

見学させてもらえることに!

 

なめす前の段階は映像的に問題があるので

省略させて頂き、なめし後のレザーです。

 

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画像は牛革になりますが、

毛がなくなると日焼けしておらず、

白っぽい色合いで、実は美白なんです!

驚きました!

 

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タンニン剤です。

(植物由来の成分で出来ております)

 

 

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下画像は、クロム剤でなめしたレザーです。

クロム剤は化学薬品になります。

 

画像では判り難いですが、

綺麗な水色でウェットブルーと

呼ばれています!

 

少し湿った状態で乾かないよう保管され、

この後、銀層に染色、着色を施し製品化されます。

 

 

IMG_0963[1]

 

 

なめした後のレザーを染めたり、

艶感を調整する工程を、

見せて頂き、その方法を活用して

レザーのメンテナンスを施すことで、

どの程度まで染めたらよいのか、

状態に応じて、ご提案も可能になりました!

 

とっま~簡単にまとめましたが、何年も掛けた

内容をまとめさせていただきました!

 

 

真剣に取り組むと、天が味方してくれると

実感したこともあります。

 

ほんと偶然のようで必然的なことを

考えると、今後も真剣に志をもって、

精進していきます!

 

それでは、ナチュラル感を重視してメンテナンスを

させて頂いたbefore/aftreをご紹介します。

 

 

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※画像をクリックすると拡大します!

 

もう一つ、気になること!

 

メンテナンス後に不具合が出た場合、どうなるの?

 

レザーはお肌と同じです。

女性の方なら、判るかと思いますが

お肌に化粧品が合わないことが

ありますよね!

 

メンテナンス後、万が一、染料などがレザーに

合わず、不具合が出た場合、配合を変えて

再修理をさせ頂いております。

 

たいていは、発送前に発見できますが、

全て発見に至らない場合があります。

 

過去、やり直しをしたお客様!

本当に申し訳ございませんでした。

 

今までに、積み上げてきた経験から、

使用する染料や顔料、配合剤は

状態に応じて使い分けておりますが、

まれに、ご使用いただいた際に、

不自然に、剥離することがあります。

 

何度もやり直しをすると、不安もあるかと思いますが、

 

再修理しても、レザーに悪影響を

及ぼすことは、一切ございません。

 

レザーは、一生ものと言われるだけあって

とても丈夫です!

 

でも、レザー自体が硬化しひび割れたり、

裂けなど、破れが生じるとお直しが

出来ないこともあります。

 

ということは・・・

 

レザーにひび割れや硬化が、破れなければ

何度でも染め直しが可能です!

 

但し、アクリル顔料(絵具)を使用して塗装された

お品物は、一度、全て取り除く必要があります。

 

全て取り除いて、再度、構成要素を

守って染め直すことで、蘇ります!

 

でも、染め直したからと言って、

今後、シミが着かなくなる?

色褪せしない?

そんなご質問を頂くこともございますが・・・

 

レザーは、プラスチックや金属ではないので

ご使用頻度に応じて、擦れたりしたら、色あせなど

必ず発生します。

レザー製品にとって、避けられない事実です。

 

でも、レザー自体に問題が無ければ、

何度でも染め直し可能です。

 

状態が悪くなったら、濃い色合いに

染め直すことも可能です。

 

 

大切なアイテムを長くご使用されたい!

使えなくなって、眠っているアイテムが

復活できるなら!

 

少しでも、お役に立てたら幸いです!

 

診断・お見積りは無料です。

お気軽にお問合せ下さい!

 

お問合せのポイントとして、

お電話で状況をお聞きしてお返事も

致しておりますが・・・

 

どうも明確なお返事が出来ない場合が、

多くございます。

 

画像を撮っていただき、メールにて

お送り頂いた方が、状態に応じて、

工程など含めたご提案と診断が出来ており、

メンテナンス内容を、ご理解いただける方が

多いかと思います。

 

そこで、画像を送って頂く場合のポイントです。

 

・全体像もしくは、気になる部分を中心にした全体像

・気になる部分のアップした画像

 

上記をご参考に画像をお送り頂けたら、形状や素材に応じて

ご案内が可能です。

 

あと、品物を送ること自体が不安な方!

 

ご近所さまであれば、工房へお越し頂く手もあるのですが、

遠方の方は、そうもいきません。

 

そのため、お客様の声とお客様からお送り頂いた

修復後の実際の画像をお送り頂いて、

ご紹介しております。

ご参考に見て頂けたら幸いです!

 

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これからも、経験を沢山積み、

修復出来るスタッフを、一人でも多く育て、

 

レザー製品は直して使うもの!

 

として、文化が出来るように、

精進を積み重ねていきます!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




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