ブログをご覧いただき有難うございます。
バーキンのメンテナンスをご紹介させていただきます。
全体的には状態が良いのですが、
ふち周りに筋のような色あせと、
しみがついて擦った感じの痕のメンテナンスになります。
【before】
【after】
見栄えよく仕上がりましたが、
擦った部分の革シボが潰れていたため、
少し後が残りました。
【before】
【after】
レザーのシボに色合いの濃淡があるレザーは、
無理にシミや傷を隠すと不自然になるため
濃淡をできるだけ活かす染め直しと補色を施し
ナチュラルに仕上げていきます。
カデナの擦れも見栄えよくメンテナンス可能です。
【before】
【after】
ふち周りの色褪せた部分ですが、
エンボスにある色合いの盛り上がった濃い側の
色が抜けていたため、筋のように色褪せた感じになっていました。
【before】
【after】
ハンドルの色褪せも見栄えよく仕上がりました。
バニッシュに剥がれと併せてのメンテナンスです。
【before】
【after】
器用貧乏という言葉がありますが、
器用な上、何でも自分でやってしまいうため、
一つの分野で飛びぬけてすごいってものが無いといわれます。
わたしは、不器用なので・・・
修復に関することに特化してきました。
ホームページを立ち上げて、約11年になりますが、
その成果が筋トレのように現れてきています!
私一人で立ち上げた革修復どっとコムですが、
優秀な職人も一人ずつ増え続けております!
経験値が高く優秀な修復職人を育成する上で何が必要か?
この修復技術をどのように残していくか?
修復の文化をどのように広げていくか?
まだまだ、やりたいことが沢山ありますが、
全て共通していることは、「修復」です。
修復以外にも、やるべきこと、必要なことも沢山あります。
そこは、不器用な自分にはできないので・・・
得意分野の方々にお願いしながら、
もっともっと修復に特化して深堀を進めていこうと思います!