ブログをご覧頂きありがとうございます。
ケリーのメンテナンスをご紹介させていただきます。
ボックスカーフ素材です。
上からアクリルが塗られて、こてこてした
状態でしたが、ナチュラルに見栄えよく仕上がりました。
【befoer】
【after】
アクリル顔料を取り除いて、
新たに銀面を生成することで、
見栄えよくナチュラルにメンテナンス可能です。
深いひび割れは痕が残ります。
これを無理に隠すといかにも直しました!的な
仕上りになるので、見栄えとナチュラル感の
バランスを見ながらメンテナンスを進めていきます。
【before】
【after】
擦れにより、下地が見える部分は
若干、痕が残りますが、気にならない範囲まで
メンテナンス可能です。
【before】
【after】
シュリンクレザーは、エンボスがあるので、
つるっとした感が出てしまうことがありますが、
革シボのエンボスがないボックスカーフは
銀面を生成することで、
痕が残りにくい素材です。
近年のCtoC取引はすさまじい勢いで伸びているようですが、
染め直しを適当にして、販売されているケースが
多いようです。
そういったケースでも、できる限りの
メンテナンスはさせて頂いておりますので、
遠慮なくお問い合わせいただけたらと思います。
当店も、革修復どっとコムの修復士として
資格を得るために、会社で仕入れたブランド品を
練習として、メンテナンスしています。
そして、直したものを明記して、
担当した研修生が、メルカリに出品しています。
練習とはいえ、先輩から教えてもらいながら
メンテナンスをしているので、
違和感はないですし、材料代と少しの手間代
しか乗せていないので、かなりお得だと思います。
販売しないで自分で使う人もいれば、
家族にプレゼントする人も!
そして、売れた資金は次の練習品の
仕入れにして回しています!
こうして、修復士を育成しています!
メルカリでもし見つけたら、
お買い得、間違いないと思います!