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ブログをご覧頂き有難うございます。

ヌメ革に浸透したシミのメンテナンスを

ご紹介させて頂きます。

ルイヴィトン定番であるヌメ革は、

上質なレザーではありますが、

シミになり易く、デリケートな素材の一つです。

ヌメ革にシミが浸透したら、まずしみ抜きでは

キレイにならないので、お化粧的にシミを

隠す方法をご提案させて頂きます。

【before】

【after】光加減で明るく見えますが、概ね同じ色合いでの仕上がりになります。

雨に濡れただけでもシミになるので、

よそ行きの場合、雨の日は、

外で使用されない方が無難です。

【before】

【after】

画像の通り、見栄えよくメンテナンスは可能ですが、

ヌメ革の特性もあるので、出来ないこともございます。

・ひび割れや裂け目がある場合

特にハンドル部分に多く見られますが、ひび割れ亀裂がある場合、

製作交換が必要になります。

・ヌメ革は経年変化で色合いが濃くなってきます。

新品時の白っぽい色合いにすることは出来ません。

現状の色味位の仕上がりになります。

・部分的な染め直し

状態が良く、部分的なシミでも全体的なメンテナンスが

必要になります。

ヌメ革がシミだらけになったら、

上記をご参考に、ご検討頂けたらと思います。

ちょっとしたシミの場合、目立たなければ

そのままにされた方が良い場合もあります。

今後、全体的な状態が悪化してしまった場合に

全体的に染め直しをお勧めさせて頂きます。

最後に、ヌメ革の染め直しのメリット・デメリットを

まとめてみました。

・デメリット

ヌメ革に特性である経年による色合いの変化が

無くなります。

その為、ヌメ革の特性が好きで購入された方には、

お勧めできません。

・メリット

染め直しを施すことで、水シミが出来にくくなります。

ヌメ革の保護にもなるので、長持ちします。

取り扱いによるメンテナンスが楽になります。

シミが付いたら、メリットとデメリットも考慮して、

どちらが良いか判断の材料にもして頂けたらと思います。

【自分でもできるヌメ革の撥水加工】

YouTubeにて以前、ご紹介しておりますが、

ご自身で加工する場合、動画でご紹介以外で

ご注意いただきたい点です。

・ヌメ革以外のモノグラムのやダミエ部分には極力、スプレーが

掛からないようにする。

・光沢感に種類がありますので、ヌメ革の場合、艶消し推奨です。

・金具に掛かると光沢がくすむので、事前に「養生テープ」で保護をお勧めします。