ブログをご覧頂きまして有難うございます。
ドゴンのメンテナンスをご紹介させて頂きます。
ご紹介させて頂く、レザーは銀面のある
シュリンクレザーになります。
【before】
【after】
全体的に銀面がボロボロでした。
この様な状態でも、下地のレザーに
割れやひび割れが無い場合、
見栄えよくメンテナンスが可能です。
【before】
【after】
染め直す上で、状態のランクを付けると
Aランク 部分的な色褪せやシミ
Bランク レザーにひび割れや亀裂が見られない
Cランク レザー自体にひび割れや亀裂、破れが見られる
今回のドゴンは、Bランクになります。
見た目の状態が悪くても、Bランクの状態の場合、
傷んだ銀面を新たに生成することで、
見栄えよく仕上がります。
ただ、型押しにエンボスのあるものや
シュリンクレザーのエンボスが擦れて無くなっている場合、
元に戻すことが出来ないので
生成した際、つるっとした感が出てしまう場合がございます。
バインダーとトップ部分を銀面と言います。
革を保護する役割もあります。
「皮」を加工すると「革」になります。
皆さんがお使いいただいているレザー製品は、
全て加工品です。
古く傷んだ銀面を薬品で取り除き、
新たに生成することで、
新たなレザーとして生まれ変わります。
アニリン・セミアニリンは、また構造が違うので
詳しくは、またの機会に!