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プラダ染め直し

ブログを見て頂きまして有難うございます。

お財布のメンテナンスをご紹介させて頂きます。

 

【before】

写真 2020-07-14 17 07 44

【after】

写真 2020-07-15 17 29 47

 

 

内部が本来の色合いです。

 

【before】

写真 2020-07-14 17 07 50

【after】

写真 2020-07-15 17 29 53

 

 

全体的に染め直す場合、

艶感の調整と色止めの役割がある

トップ層を取り除く必要がりあります。

 

スムースレザー・銀付き革

 

レザーの断面図になりますが、

薄く加工されたトップ層がある状態で

上から染め直しをしても、バインダー層に馴染みません。

 

少し詳しく説明しますと・・・

 

バインダー層とは、色付けやレザーの見栄えを良くする

大切な層です。

 

バッグや財布、ジャケットなどに使用されている

レザーは、例外を除いて、どのレザーも、上記断面図のように

加工されています

 

バインダー層に使用されている加工剤や

トップ層に使用されている加工剤で、

レザーの名称が変わります。

 

例えば、バインダー層が極薄の場合、

ヌメ革と言われたり

バインダー層に染料を使用している場合

アニリン染めカーフ

トップ層が分厚く光沢があるものは、

エナメルやパテントレザー

 

などなど、ブランドやメーカーによって

様々な呼び名があります。

 

修復に大切なことは、染め直しや補色する際、

バインダー層に馴染ませることになります。

 

そのため、一旦、トップ層を取らなければなりません。

薬品を用いて取り除いていく訳ですが、

レザーやバインダー層を絶対に傷めない方法が

必要になります。

 

その技術が、わたしたち革修復どっとコムの技術の

一つになります。

 

クレンジングの際に、トップ層を取り除き、

バインダー層に馴染むように配合剤を調整します。

 

そして、顔料や染料を用いて色合わせをして

出来上がった色にバインダーに馴染む加工剤を

配合します。

 

その配合剤の調整も革修復どっとコムの技術になります。

 

色合わせは、すぐに誰でも出来るようになりますが、

状態や色合いに応じて、配合を調整して

バインダーに馴染ませるには、一部、テストが必要になり

中々、馴染んでくれません。

 

馴染まない要因を見つけ出し、再調整の繰り返しになります。

ここを楽しく積み重ねていくと、

スキルが上がり、様々な状態に対応できるようになってくるので、

安心して、任せることが出来るようになります。

 

思い返すと、この段階が楽しめず、

途中で諦めた方々が、何人いただろうか??

 

おそらく、30人くらいだったでしょうか??

もっといたかな??

 

人数はさておき、革修復どっとコムの修復師は

現在、8名います。

 

私の立場から言わせて頂くと、

難しいことにチャレンジして、

苦難苦悩を乗り越えた精鋭部隊です。

 

今後、この技術を長く後世に継承していくために

新しい工房を年内に増設します。

 

精鋭部隊専用の工房にして、

今までのスペースは、新人さんを

育成する場にしていきたいと思っています。

 

 

 

 

 

 

 

 




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