ブログをご覧頂きまして有難うございます。
本日は、ヌメ革をクリームで保湿する際の
方法を動画で簡単にご紹介させて頂きます。
まず最初は、シャネルのチェーンバッグの
メンテナンスをご紹介させて頂きます。
【before】
【after】
経年変化で型押し部分を綺麗に焼いて
ビンテージ感を出していくのが、
本来の目的としたレザーではございますが、
中々、思うように焼けてくれません。
綺麗に焼けが進まず、見た目が
汚くなってしまい、使うには少し
恥ずかしい状態になった場合は、
染め直しをご提案させて頂きます。
下画像の右下部分は、綺麗に焼けが
出ていたのですが・・・
全体的にこのような感じで焼けが出たら、
レア商品になるかと思います!
でも実際は、難しいですね(泣)
【before】
【after】
色合いにつきましては、クレンジングで
表面の汚れや古くなった表面層が、
どの程度まで綺麗になるかで、
調整させて頂きます。
どうしてもお直しが出来ない点として、
レザー自体にひび割れ亀裂です。(泣)
金具はお磨きでキレイになったのですが、
ひび割れは、お直しが出来ないケースとして
ご紹介させて頂きます。
場所によっては、目立たなくすることも
出来るのですが、開閉で負荷が掛かる部分は
傷を形成で隠しても直ぐに割れてしまうため、
お直しが出来ないので、画像のように
割れが残ります。
【before】
【after】
メンテナンス前に、ご理解いただきたい
症状になります。
実は・・・
ヌメ革の場合、補色することで、
ひび割れが逆に目立ってしまう事もあります。
その様なケースになりそうな場合、
お打合せが必要になります。
それでは、本題のヌメ革の保湿方法です。
動画のヌメ革は、製作交換で取り外した
長年、使用してきたヌメ革です。
本当に雑で簡単な動画ですが、
ご自身で、保湿をされたい方に
少しでもご参考にして頂けたらと思います!
ヌメ革にお勧めのクリームも
ご紹介しています!
https://youtu.be/pIoz_Eisb4M
動画の簡単説明
クリームを、そのまま直接塗らない
クリームは体温で溶けて柔らかくなります。
柔らかく伸ばしてから、
全体に馴染むように素早く保湿してください。
少し量が多かったかな~って感じたら、
少し圧力を上げて、手が摩擦で少し厚くなる感じで
塗ってみてください。
暖かくなると、クリームが良く伸びます。
ヌメ革もお肌と同じなので、
自分のお肌に塗る感じが理想です!
※メンテナンスするとき、
指輪を外してください!
傷が付ききます。