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ブログをご覧頂き有難うございます。

先日のＢＢＲ勉強会のお話しからです。

「為」と「立場」の違い

これを塾長が判り易く解説してくれました。

皆さんも経験あると思うのですが、

母親から、例えば、カレーライスでも

何でも良いのですが、カレーとしましょう！

母：カレー作ったから食べたら！

自分：いらない・・・

母：えっ・・なんでぇ～折角、作ったのにぃ～

これ、逆バージョンで自分も

息子や娘に言ったことがあるセリフです！

母親から、折角、作ったのにって言われても

要らないのに、迷惑だって

内心、思ったこを思い出しました。

この事例でピンときましたね！

為と立場の違い！

この違い大きいですね！

是非、ご自身の経験を思い出して

頂けたらと思います！

それでは、本題のエルメスバーキンの

メンテナンスをご紹介します。

画像で分かり難いかもしれませんが、

経年劣化による、不自然なテカリで

くすみが出た状態です。

before

【after】

beforeの状態ですが、銀面の表面に

加工がされているトップ層の

擦れが要因になる劣化になります。

図式で例えてみました！

バインダー層とトップ層は成分が違い

色止めの役割と艶感を調整する層になります。

補色や染め直しを施す際に、

トップ層を取り除かないと、バインダー層に

顔料や染料が馴染みません。

レザーを傷めない様、

薄皮一枚、取り除く感じですが、

取り除かないで、そのまま補色や

染め直しをすると、どうなるか？？

しばらく、放置して、どう変化するか

テストもしたことがありますが、

アクリル顔料は、、レザーを曲げると

ひび割れます。

水性顔料は、被膜のように剥がれます。

バインダー層とトップ層の成分の

違いが要因でした。

レザーが製品化される前に

なめしたり、加工する職人さんからすると、

そのまま、補色や染め直すことは、

あり得ないとのこでした。

これを知るだけでも、

工程や仕上がり感が、飛躍的に

良くなりました！

【before】

【after】

角の擦れは、革シボのエンボスが

無くなっている場合、少しつるっとした感が出ます。

若干のささくれや凸凹感は、あえて残します。

無くすことも可能ですが、

ツルツルになり、不自然になるため、

状態に応じて、調整しております。

【before】

【after】