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ルイヴィトンで一番多い修理 

ブログをご覧頂きまして有難うございます。

 

ルイヴィトンの破損で、一番多くご依頼を

頂いているのが、根革部分の破損です。

 

画像は、破損した事例です。

IMG_6020

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部位が小さいので、簡単な修理に

思われがちな修理になりますが、

実は、修理をしながら、色々な工夫を

積み重ねてきました。

 

今では、ほぼ違和感なく修理が出来るように

なりましたが・・・

 

最初に重要課題だったのが、

レザーのカットです。

レザーは弾力と厚みがあるので、

小さなパーツほど、切り取りがとても難しいのです。

 

次にヌメ革の特性です。

ご存知の方も多いかと思いますが、

スムースレザーと違い、

ヌメ革は、経年変化で色合いが

少しづつ焼けて、最後は飴色に変化する

特性があります。

 

エイジング方法と保管環境、

そして、タイミング(流れ)に頭を捻りました。

 

次に縫製です。

当初は、縫い込む前に、

八方ミシンで、一つ一つ、

ステッチを通す針穴を開けてから

縫製を施しておりましたが、

手作業で所詮、人の感覚だったので、

どうしても綺麗な縫い目が

出せない事もありました。

細かいほど、神経を使う大変な作業でした。

 

まとめると、以下の3つの要素に工夫が

必要と判断して、専門分野で考えて頂きました!

 

・レザーのカット方法

いかにカット面を綺麗に出すか!

・ヌメ革の経年変化

エイジング方法と保管中に問題が出ないようにするか!

・縫製

縫い目をいかにきれいに出すか!

 

他にも、取り外す際に、ふち周りの

縫製を解き再縫製で問題が出ないように

するなど、気を使う部分もありますが、

これは、どの修理にも関わる事なので

当たり前のこととして、

 

3つの要因を工夫しながら、

すごく綺麗に出来るようになったのが、

これです!

 

IMG_6017

 

全て手作業は変わりないのですが、

問題があった点を3つの要素にまとめ、

頭を絞って、チャレンジしてきたことで、

新たな方法を生み出すことが出来ました!

 

本来、設備があれば

簡単に出来ることなのかもしれませんが、

当店は、メーカーではないので、

設備の導入はできません。

 

知恵と工夫、経験値を活かす必要があります。

 

こちらは、エルメス正規店で交換されたベルトです。

こんな感じで修理すために、頭を捻りました!

 

【after】

IMG_6019

 

 

この小さな根革制作交換から

得たことは、とても大きく、

色々な製作交換のクオリティーを上げていく

第一歩になっています!

 

一番、感謝しているのは、

多くのお客様のご依頼があったからこそ、

真剣に取り組むことが出来ました!

 

次にやはり、携わってくれた職人さんたちです!

ブログなので、簡単にまとめましたが・・・

道のりは長かったと思います。

 

しかし、まだまだクオリティーを上げていかなくては

ならない項目や、出来ないことも、

私たちには、まだまだ沢山あります。

 

これが、ゴールではないので、

一つ一つを深堀りしていき、

クオリティーを高めながら、

修理のスペシャリスト集団を目指していきます!

 

「ローマは1日してならず」ですね!

 

でも、辛いことも沢山ありましたねぇ!

本当にありがとうございます!

 

余談ですが、問題解決の要素をまとめていくと、

なぜか3つになると

思ってしまうのは、私だけでしょうか??(笑)

 

 

 

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