ブログをご覧頂き有難うございます。
お財布の染め直しをご紹介させて頂きます。
【before】
【after】
見栄えよく仕上がりましたが、
左下部分の革シボである型押しが
擦れによりエンボスが無くなっていたので
少しつるっとした感が出てしまいました。
【before】
【after】
内側面も本革なので表面同様、
メンテナンスが可能です!
【before】
【after】
普通・・・って言葉をよく耳にしますが
普通にしていたら、成長できないよって
おっしゃる社長がいます。
どういうことかと言いますと、
普通は安全圏の事を言い、
安全圏をギリギリでもダメで、
安全圏を超えることが大事と!
その言葉を聞き、振り返ると
技術も同じで、普通にしていたら、
そんな楽なことは無いです!
黒ずみを抜くとき、相手が、
形になったレザーなので、無理をすると
変形したり、レザーが硬化していますので、
無理が出来ません。
普通は、無理をしない範囲で
しみ抜きをやめるでしょう。
わたしは、普通という安全圏を
超えて、メンテナンスしてきたので
安全圏が、どんどん広がってきています。
ただ、単に、安全圏を超えて
メンテナンスした訳ではありません!
安全圏を超えるために、
レザーの構造や染み抜き剤の性能など
勉強し理解し、そして、練習品を用意して
試してきたことで、
安全圏を超え作業が出来てきました!
修復できるスタッフの育成にも
力を入れておりますが、
安全圏を増やした修復師が、
成長できています。
先輩に聞いて、言われたからの
レベルでは、上手くなれないのかもしれません。
先輩に言われたとおりにやった・・・
言い訳しか出てきません。
でも、お客様からの、お預かり品なので、
失敗も許されないので、難しい所ではありますが、
練習品でテストして、どうなるか??
実践して研究してきたものが、
現在、活躍している当店の修復師達になります。
これからも、お客様のご期待に沿えるよう、
チャレンジして経験を積み重ねていきます!