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使用する染料

今回は染料について、ご案内させて頂きます。

 

革の表面層のことを銀面と言いますが、革の上に着色された上に、

 

艶感を調整するトップ層がございます。

 

色褪せや、浸透して落としきれないシミを、染料で目立たなくして、トップ層を作る工程を施しております。

 

オリジナルの液体染料を調整し、ブランドや素材に応じ質感を活かせるよう、使い分けております。

 

判りやすく申し上げますと、革を製造する段階と同じ工程となり、

 

革の上に着色して、艶感を調整するトップ層を作る工程となります。

 

IMG_0931.jpg

 

同じブランドでも、革の表情が年数や状態で、変わってくるため、一つ一つ微調整させていただいております。

 

判りやすく言いますと、隠し味(色)を探す感じです!

 

修復技術公開ページ

 

染料の調合がおおむね完了したら、実際に染料を革の上に、ほんの少し乗せて、

 

馴染み方や隠し味(色)を何度も確認して、調整を施します。

 

経験と知識がないと、なかなか簡単には使いこなせません。

 

 

 

ご自身で修復をお考えの皆様へ

 

 

もし、ご自身で簡単な修復をお考えの方には、コロンブスのアドカラーをお勧めさせて頂きます。

 

アクリル系なので、色あわせも比較的簡単です。

 

当店の体験教室でも使用いただいております。

 

IMG_0932.jpg

 

水で濃度を薄くすることで、若干の色違いも目立たなくなるかと思います。

 

ちょっとした角擦れや軽めの色褪せ程度の修理ですと、お化粧感覚で、ナチュラルメイクと

 

称して、プロの方も多く愛用していますが、淡い色合いに濃く浸透したシミ、

 

深い傷など状態が悪い場合に、染みや傷を隠すため、濃度を濃くすると、

 

ビニールのようになったり、ひび割れが出たり、お財布ですと、内側面やポケット内など、

 

張り付いてしまう現象がでるなど、難点が多いため、プロ使用としては、本来、不向きです。

 

アドカラーをうまく使いこなすポイントは、

 

①濃度を濃くしない。

 

②内側や重なり合う部分に使用しない(張り付く場合があります)

 

③色の調整は、微量で少しずつ

 

 

近い色合いが無い場合、アクリル絵の具であれば、アドカラーに混ぜても問題ありません。

 

画材やさんに沢山の色が売っています。

 

水の量で、艶も調整できます!

 

市販のアルコールを配合すると染料感覚で使用が可能になります。

 

※少し経験が必要になるかと思います。

 

最初に少し、濃い目で塗って、最後に艶を消すために水を多くして、軽く塗ると良いかと思います。

 

※筆の先にたっぷり着けず、先端に少しつける程度が良いかと思います。

 

艶を調整する溶剤なども、レザークラフト社や協進エルのホームページで販売しています。

 

ドライヤーで乾かしながらですと、ムラになりにくいかと思います。

 

アドカラーで修復してはいけない素材としまして、

 

アニリンやセミアニリンカーフになります。

 

見分け方として、透明感のある色合いになります。

 

エルメスやシャネルなど、深みの有る色合いは、アクリル系ではなく、染料系になります。

 

アクリル系での修復は、濃度を薄くしても質感が変わってしまいますので、ご注意ください。

 

軽めの色褪せや傷には、ナチュラルメイク感覚でアドカラーを使ってみてください。

 

※色を塗る前にご注意いただきたいこと

 

アドカラーで塗装をする際、何でもそうですが、最初に塗装面の汚れを

 

落とさなければなりません。

 

お勧めのクレンジング剤ですが、コロンブスのレザリアンです。

 

お値段も比較的安く、使い方も簡単です。

 

コットンに湿らせ、表面の汚れを落とす程度に軽くやさしく拭いてください。

 

汚れを落としてからのほうが、密着度が良くなります。

 

トリートメントなどの保湿につきましては、先にしますと、密着が悪くなります。

 

レザーの保湿成分は、基本、油分になる為、トリートメントなどの保湿は先にされないように、

 

ご注意ください。

 

修復後に、クリームなどで保湿をされた方が良いかと思います。

 

興味があり、ご自身で修復をお考えの方、ご質問など、遠慮なくお問い合わせください。

 

 

 

 

 




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