シャネルマトラッセの染め替えをご紹介します。
境目と比較すると、かなり変色した状態ですが、
パテントに傷などないため、染料を浸透させる方法で
染め替えを致しました。
上塗りではなく、パテントに浸透させますので、元の光沢感や
質感はそのまま、残すことが出来ます。
エナメル・パテントレザーの状態で変わりますが、染料が良く浸透する場所と
浸透しにくい場所があり、淡い色合いは均一にならない場合、
色合いを濃くする必要があります。
今回、かなり濃くなってしまいましたが、違和感なく仕上がります。
イメージとして
赤 → ワイン
青 → ネイビー
ブラウン → ダークブラウン
ピンク → ローズやパープル
※染め替えできない色合いは
・白を必要とした色合い
・現状の色合いより淡い色
・同じくらいの明るさの色合い(一例 黄色から明るいピンクなど)
内部の染め替えも見開きタイプは染め替えが可能です。
ラウンドタイプは、構造上、染め替えが出来ない場合がございますが、
オールレザーの場合、染め替えが出来る場合もございます。
構造によりますが、ファスナーがありファスナーの布地部分は、
基本的に染め替えが出来ません。
そのまま、染め替えしないで残されるか、
染め変える色合いに併せファスナーを交換が必要になります。
ご予算を掛けたくない場合、お打合せの上、染めることもございますが、
色合いによっては、染めた感が残る場合がございます。
長い目で考えますと、色落ちもありますので、余りお勧めできません。
エナメルに限らずですが、染め替えの場合、財布やバッグは、
レザー以外にキャンパス生地や合成皮革素材など、色々な素材を
使用しておりますので、お打合せ事項が複数必要になる場合がございますが、
出来るだけややこしくならない様、お打合せさせて頂いております。
診断・お見積りは無料です。
変色やシミが浸透して気になるお品物がございましたら、