2019.01.08

バッグの持ち手がボロボロ切れて使えない・・・ハンドルやショルダーの制作交換

ビジネスバッグやハンドバッグなどで、よく見られる症状に持ち手部分の劣化があります。
バッグ本体は問題なく使えるのに、持ち手部分がボロボロになってしまい使えないなんてこともよくありますよね?

ビジネスバッグやハンドバッグの持ち手部分は、バッグや中身の重みや手で持った時の擦れで一番負荷がかかる部分です。
大切に使っていても段々と弱って切れてきてしまいます。

そうなると、使うにもいつ切れてしまうのかと、気が気ではなくなってしまい、
使うことをためらったり、持ち手部分に力がかからないように注意しながら使ったりで、
使いにくくなってしまうのではないでしょうか??

 

安価なものなら寿命と割り切っても良いのかもしれません。
でも、高価なバッグやお気に入りのバッグだと何とかしたいとお考えの方も多いのではないでしょうか?

修理をしようにも、正規店だと買った方が良さそうな見積りだったり、

修理店に出すにも仕上がりが心配・・・

 

そこで、この記事では持ち手と言われるハンドルやショルダーそして、持ち手を本体に繋ぐ部分を

根革と言いますが、この3つについて詳しく解説していきたいと思います。

 

■レザーの種類は多種多様

 

 

持ち手1本作るにも、レザーは様々な色、シボや質感がそれぞれに違います。

レザーを、豊富に保有している業者さんが少ないため、その都度、製造工場に出向き、

レザーの様々な種類を直接確認をして仕入れをしています。

特にヌメ革やラムなど表面に加工がされていない状態で在庫を長期的に保有すると

色がムラになり、見栄えが悪くなるので、染めない状態で保有し、用途に応じて染めて使用します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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一例ですが、革を地肌(加工されていない)状態のレザーを1頭買いして染め直した画像です。

その積み重ね甲斐あって、沢山のレザーを保有することが出来きており、

今でも、仕入れに出向いたり、染めたりしながら在庫を増やして様々な色やシボの柄をご用意できるようにいます。

長年、積み重ねてきたことによって、今では、他社より上質なレザーを使用しても比較的、

お安く制作交換が可能になっていますし、ご依頼を沢山いただけることで、レザーの回転も速く、

保管中の劣化も、ほとんどない状態になっております!

保管室は、変色が出ないよう、外光が入らないようにして湿度、温度を管理しています!

 

■制作交換の流れ

 

劣化した持ち手交換をご希望頂いたバッグが届いたら、まずは、見合ったレザーを選びます。

 

 

見合ったっレザーが無かったら、製造工場に出向き、サンプルから選んで購入して更に在庫を増やしていきます。

 

  IMG_5841.jpg

 

次に選んだレザーを型枠など使ってカットして形を作ります。

ハンドルやショルダーは、特徴がある形状で、修理依頼の多い部分は型枠を使いますが

めったにない形状は、型枠を作るだけで高額になるので、手作業でカットしていきます。

こちらは、部分的に曲線など同じ様に出すための型枠です。

 

 

次にカットしたレザーを工業ミシンや八方ミシンを使って縫製していきます。

 

 

■ハンドルの形状

ハンドルの形状は大きく分けると2種類に別けられます。

 

平型タイプ

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丸形タイプ

 

■お見積りのポイント

ハンドル交換の料金は、以下のポイントでお見積もりを致しております。

①形状

平型か丸形かになりますが、複雑な構造の場合もお見積もりに反映する場合があります。

②本数(1本もしくは2本)

トートバッグは、2本タイプが多いです。

③本体接続部分の構造

本体に直接、縫い込まれ裏地があったり無かったり、金具などで繋がり、本体の縫製を解く必要が無いなど

接続部分の構造もお見積りの基準になります。

金具で接続されているタイプ

本体の縫製を解く必要がありません。

IMG_2799

本体に直接、縫い込まれているタイプ

裏地が無いものは、そのまま直接、縫い込み事が出来ます。

裏地に直接縫われているので、他の部分の縫製を解かず交換が出来ます!

 

同じ様に本体に縫い込まれているケースのバッグです。

裏面にステッチが見えないのでふち周りの縫製を解く必要があります。

画像のタイプは、バニッシュと言いまして画像で見ると黒いコーティングされた部分も

外して再加工が必要な構造になります。

バニッシュもお見積りの基準に含まれます。

 

④色合い

ブランド品の多くは、色合いに個性を出している場合があります。

近い色合いが無い場合、色調して色合いを合わせます。

 

⑤特殊な素材

一般的なレザーは豊富に揃えておりますが、クロコダイルやエナメルなどは、

色合わせや素材選びが必要になるケースがあります。

エナメル・パテントレザー

 

クロコレザー

パイソンレザー

 

 

お見積りの基準、概ね理解いただけたかと思いますが、ご質問や仕上がりに不安がある場合は、

お気軽にお問い合わせ頂けたらと思います。

こちらでは、様々なパーツの制作交換をご紹介させて頂いています。

 

■ショルダーの形状

最初にハンドルとショルダーの違いを簡単に説明すると、ハンドルは短くショルダーは長いと理解いただければと思います。

ショルダーだと、肩掛けと斜め掛けの2種類に分類別けが出来ます。

斜め掛けに多いのは、バックル(美錠)と言って長さが調整できる金具がついており、バックルを止める穴やベルト通し(遊カン)があります。

長さ調整できるものと出来ないものだと、構造も全く違ってくるので、見積りの基準にもなります。

 

長さ調整が出来るバックル(美錠)タイプ

 

ショルダーの見積り基準は、長さが調整できるベルトタイプか長さ調整できないタイプかになりますが、

ハンドル制作でもご紹介したように、バッグの接続部分の構造と素材が見積りの基準になります。

 

■ブランドオリジナルの金具はどうなるの?

バッグなどに取り付けられている金具は再利用できるものと出来ないものがあります。

ハンドルやショルダーに多く使われている金具と合せてご紹介します。

リベット

かしめとも言われていますが、丸いもやブランドのロゴが入ったものが多いです。

このリベットはドットタイプと言って、金具と金具を打ち込んで止めているものが多く、外すと再利用が出来ません。

なので、ロゴが無くなることは許されない方は、正規店で修理されることをお勧めします!

 

角カン

カンの種類には、画像のように角カンやDの形をしたDカン、丸い形状の丸カンがあります。

カンは、種類に関係なく再利用が可能です。

Dカン

丸カン

バックル(美錠)

ショルダーやハンドルの接続部分に良く使われています。

バックルは再利用が可能です。

 

ハトメ

チェーンや巾着バッグの紐を通す部分に使われいる金具です。

ハトメもドットタイプ(打ち込み)が多く、再利用が出来ないケースが多いです。

 

茄子カン(ナスカン)

このような名前が付いたのは、茄子の形に似ているからでしょう!

バッグなどの本体から取り外しが出来るように、ショルダーの先端に取り付けられています。

2wayバッグと言いまして、ショルダーでもハンドバッグとしても使えるバッグに多く使われています。

再利用が可能です。

 

基本的に、ドットタイプは再利用が出来ないケースが多く、ネジで止めてあったり、

バックルなど機能的な金具は再利用が可能と判断頂けたらと思います!

金具が破損したり、メッキが剥がれたり錆びた場合、交換したりメッキ加工をすることも可能です。

制作交換とセットで交換すると、再縫製費用が不要になります。

場合によっては、かなり割安になることもあるので、状態に応じて気になる方は、ご相談いただけたらと思います。

 

メッキの仕上がりbefore/after

 

■料金目安

平型タイプ  12,000円(税別)~

丸形タイプ  16000円(税別)~

ショルダー

バックル無し 12,000円(税別)~

バックルあり 17000円(税別)~

■納期

目安として、約1ヶ月程度見て頂けたらと思います。

時間が掛かってしまうケースは、クロコやエナメルなど特殊なレザー、希少性の高いレザーで新たに入手が必要なレザー、

色合わせが必要なレザーの場合、少しお時間を頂く場合があります。

 

■before/after

画像をクリックすると拡大します。

 

バッグ修理.jpgハンドル修理.jpgルイヴィトンリペア.jpg

ルイヴィトン修理.jpgLOUIS VUITTONリペア.jpg ヌメ革交換.jpg

バッグ修理.jpgハンドル制作交換.jpgルイヴィトンリペア.jpg

ルイヴィトン修理.jpgシャネルハンドル交換.jpgシャネル修理.jpg

 

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