2020.06.08

これからの季節に気を付けたい!バッグや財布のベタベタの原因

最近どんどん暑くなってきましたね。
日本の夏は高温多湿でジメジメです。

このジメジメが日本の夏をいやーな暑さにしています。

そして、この高温多湿な環境は、
ブランド品のバッグや財布にも影響が出てきます。

ブランド品をベタベタ、ネバネバの正体は加水分解!?

こちらのルイヴィトンのアンプラント2wayバッグ、
ふち周りが汚れていますよね?
写真ではお伝え出来ないのですが、
触るとベタベタネバネバしています。

写真 2020-05-12 15 28 06

【加水分解により、ふち周りがべたつき、汚れてしまったバッグ】

この汚れはバッグの使用でついた汚れではないんです。

じゃあ、どこでついた汚れかといいうと、
実は保管しているクローゼットや押入れなんかでついた汚れなんです。

保管しているのに汚れてしまうって不思議ですよね?

この汚れ、加水分解と呼ばれる汚れで、
外部から付着した汚れではなく、バッグ自身から出てきた汚れなんです。

写真 2020-05-12 15 27 49

【加水分解により、ふち周りがべたつき、汚れてしまったバッグのベルト部分】

加水分解とは、空気中の水分とバッグのコーティングに
使われている化学物質が反応し起こる化学反応のことをいいます。

加水分解かおこることで、バックや財布がベタベタになったり、
表面のコーティングや色が落ちてしまう原因となります。

このルイヴィトンの場合、保管中にふち周りコーティングが
溶け出しこのような状態になってしまいました。

この様に溶け出す原因は、バッグに使用している
加工剤が悪いのではなく高温多湿が原因で、

加工剤を繋ぎ合わせているカソ剤という
溶剤の効果がなくなってしまうことで起こる現象なんです。

特に夏の日本は肌にまとわりつくほどの多湿になることがあります。
風通しの良い場所で保管しているのであれば、大丈夫なのですが、
風通しの悪い押し入れやクローゼットにしまいっぱなしにしておくと、
あっという間に劣化が進み、加水分解をおこしてしまいます。

特に、合皮のバッグや財布は、
加水分解を起こしやすく、加水分解を起こすと、
ベトベトになるだけでなく、
表面がボロボロと剥がれ落ちてしまうので、注意が必要です。

加水分解をおこしやすいブランドは?

加水分解は化学反応なので、
どのブランドでもおこってしまう現象です。

中でも合皮をよく使っているグッチやルイヴィトンは、
加水分解を起こしやすく、油断すると表面がボロボロと剥がれたり、
バッグの中がベタベタになり、使い続けることが出来なくなってしまいます。

また、エナメル素材のバッグもエナメルコーティングで加水分解が起こってしまい。
バッグの表面がベタベタになり、光沢が失われてしまうので、注意が必要です。

バッグや財布以外には、スニーカーのソール部分にウレタンを使っているものや、
家電製品や小物などで、肌触りをよくするために、表面に合皮やシリコンを使っているものなんかも
加水分解を起こしやすいので、湿気には十分注意したいですね。

バッグや財布が加水分解をおこしてしまった時のメンテナンス方法

一度加水分解を起こしてしまうと、
ただ、布や洗剤だけで取ることは非常に難しく、
なんとかしようとして、状況が悪化することになってしまいます。

加水分解が起こってしまった場合、
ダメになったコーティング剤や合皮をすべて取り除き、
再加工をする必要があり、素人ではなかなかメンテが出来ません。

加水分解が起こってしまった場合、
できるだけ早く、私たちプロにご連絡ください。

写真 2020-05-13 17 15 40

【加水分解により、ダメになったコーティングを剥がし、再度コーティングを施したバッグ】

 

写真 2020-05-13 17 15 07

【ダメになったコーティングを剥がし、再度コーティングしたバッグのベルト部分】

加水分解を起こさない、バッグの正しい保管方法

加水分解を起こさないためには、
出来るだけバッグや財布をしまわず、使うことが理想です。

しかし、時季物やビンテージ物などの場合、
使わないのに、出したままにしておくとスペースをとりますし、
大切なバッグを出したままにしておいて、
何かの拍子に汚れやキズをつけてしまうのもこわいですよね。

しかし、保管方法が悪いと
特に夏場は湿度にやられてしまい、
ベトベトのボロボロになってしまいます。

バッグや財布を加水分解から守るための、
正しい方法は以下の4つです。

  1. クーラーのある部屋に保管用の棚を設置し、
    出来る限り風通しが良い状態で保管する。
  2. ウォークインクローゼットの場合は、
    除湿器を設置し、湿度をコントロールする。
  3. どうしても、風通しの悪い押し入れやクローゼットへ
    保管する場合は乾燥剤どバッグの中や
    外へ置いて出来るだけ多湿になるのを避ける。
  4. 夏場は、月に1度バッグを風通しの良い場所へ出し、陰干しをする。

これらの方法をしっかりと行うことで、
加水分解が発生することを極力抑えることができるので、おススメです。

ただ、これらの方法は確実に加水分解を防ぐというものではありません。
加水分解は経年劣化で起こるため、長く使われていない
バッグや財布では気を付けていても起こってしまうことがあります。

もっとも良い加水分解対策は、
使わないバッグや財布を作らないことです。

小まめに使い続けることが一番の加水分解対策です。

まとめ

加水分解はいろいろなところで、
おこってしまう厄介な現象です。

特に、ドレスやお出掛け用のバッグや小物、
ヴィンテージ物で普段使いをしない物などは、
クローゼットに閉じ込めたままにしておくと、
いざ使いたいという時には手遅れな状態になっていまいます。

そんな悲しい結末を防ぐためにも、
エアコンがある部屋や風通しの良い場所などに定期的に
出して、陰干しすることが大切です。

特に、これからの季節は、
バッグや財布にとっては天敵となる季節ですので、
絶対にダメにしたくないものは月に1回は様子を見てあげましょう。

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