・フラップ内側
【before】

【after】
・メンテナンスの詳細
クレンジング
レザーを傷めない範囲で表面の汚れを落とし、浸透して取れないシミに対しても慎重に染み抜きを施します。
この工程は、汚れを取り除くだけでなく、古くなった表面層をできる限り傷めずに取り除くことにより、密着性やナチュラル感を高めるため、最も重要な下処理となります。
調色
クレンジング後には、元の色が浮き出てきます。実際に見えている層は古くなった部分であり、それを取り除くことで調色が可能になります。
レザーは経年変化をする天然素材であるため、新品時の色そのものではなく、自然な馴染みを意識してバランスよく仕上げることが重要です。
染め直し
表面層「銀面」は加工された部分を指します。
革修復どっとコムでは、製造段階で使用される加工剤を調色剤に配合し、染め直しを施します。
この方法は、レザーへの馴染みやすさと発色性・耐久性を兼ね備え、さらに製造方法に近いため、ナチュラル感を出しやすい点が特徴です。
色止め
染め直しの後、色止めを施します。
この工程では、革の製造段階と同じ方法でトップコートを適用し、色止めをします。
また、艶の調整もこの工程で行われますが、 革修復どっとコムでは、革の柔軟性を損なわない溶剤を用いて、透明感のある自然な艶を実現しています。
形補正
バッグの型崩れは経年変化や保管時の影響で発生します。
そのため、形補正も重要な工程の一つです。
硬化剤やアイロンプレスではなく、クレンジングの際に使用する溶剤を革に浸透させ、オゾン発生式の特殊乾燥機で温度を調整しながら型崩れを小まめに補正します。
この方法は、革の自然治癒力を引き出し、シワや凹みを改善する可能性があります。
経験豊富な職人が感覚を活かしつつ、柔らかすぎない適度な仕上がりを意識しながら補正します。