2021.02.25

ルイヴィトンのファスナートラブルと修理を頼む時の注意点

ルイヴィトンの財布やバッグにはファスナーが使われているものが多く、
ルイヴィトンの修理のご依頼の中にはファスナーの修理も多く含まれています。

特にルイヴィトンでも人気のエピなどのお財布ではファスナー部分を頻繁に使用するため、
プルタブを止めているスライダーの金具部分が壊れることが多く、革修復どっとコムでも
多くのスライダー交換をさせていただいています。

今回はそんなルイヴィトンのファスナー修理について、
どんな状態のものが修理可能なのかや修理を頼む時の注意点などについてご紹介いたします。

ご依頼の多いルイヴィトンのファスナー修理

ルイヴィトンのファスナートラブルにはおもに4種類あります。

ファスナーが開いてしまうトラブル

1つ目は閉じているはずのファスナーが開いてしまった状態のトラブルです。

こんな状態になってしまうと、中の物が空いた穴から落ちてしまうし、
一度ファスナーを目一杯に開いて閉じるとパッと見は直ったように見えるのですが、
使っているとそのうち開いてしまう厄介なファスナートラブルです。

これは経年劣化や物の詰め込みすぎ、不自然な力がかかってしまうことで、
ファスナーの歯が歪み、噛み合わせが悪くなってしまうことでおこるトラブルです。

布地部分に穴が空いてしまうトラブル

2つ目はファスナーの布地部分が破れ、穴が空いてしまうトラブルです。

ファスナーの布地部分はルイヴィトンの本体の合皮よりも経年劣化やこすれ、
引っ張りなどに弱いため、多くの場合本体が破れてしまうよりも前に破損しやすいパーツです。

一度破れてしまうとそのまま使用することが出来ないので、早急に修理をする必要があるトラブルです。

スライダーの破損

3つ目がスライダーの破損です。

スライダーは金属パーツなので、なかなか壊れない様に思うかもしれませんが、
意外ともろく、腐食や金属疲労や摩耗などで、簡単に壊れてしまいがちなパーツです。

スライダーの破損には、いくつかの種類がありますが、
スライダーとプルタブを繋いでいる部分が破損した場合は、少し使用が不便になるだけで、
使用自体は出来るので、直さずそのまま使われる方も多いのではないでしょうか?

ただ、せっかくのルイヴィトンのお財布で、
スライダーの部分が壊れたままというのは少々格好が悪いので、私としてはなるべく早めの修理をおすすめしています。

ファスナーのメッキ剥がれ

ルイヴィトンのファスナーといえば、多くの場合金色で重厚感のあるファスナーですが、
このファスナーは金メッキが施されているだけで、実際は金ではありません。

そのため、長年の使用で金メッキが変色したり、
剥がれて地金の色が見えてしまうこともあります。

使用上問題はないのですが、剥がれて所々金メッキが残った状態というのは、
見た目が悪く、あまり格好の良い物ではないですよね?

ルイヴィトンのファスナートラブルはほとんどが修理可能

ルイヴィトンのファスナートラブルのほとんどは、修理することが可能です。

ファスナーの修理方法には主にファスナーの交換、スライダーの交換、再メッキ加工の3つの方法があります。

ファスナーの交換

ファスナーの交換はそのまま、ファスナーパーツの交換です。

ファスナーの交換前

主に、ファスナーの歯の噛み合わせが悪くなってしまった時や、
布地部分に穴が空いてしまった時などの修理で利用される方法です。

ファスナー交換後

ファスナーそのものを交換してしまうため、ファスナーパーツが新品同様の仕上がりとなります。
また、修理店ではルイヴィトンの純正のファスナーを用意することが出来ないため、
色味が元のファスナーと同じ物をご用意させていただいています。

スライダーの交換

スライダーの交換では破損して使えなくなったスライダーを別のスライダーと交換します。

スライダー交換前

スライダーの交換時に、修理店では、ルイヴィトンの純正のスライダーを用意することが出来ないため、
色味や形の近いものを用意し、スライダーの交換をさせていただいています。

スライダー交換後

こちらの写真のルイヴィトンもスライダー部分が折れて破損してしまっていたため、
限りなく、形の近い物を用意し、お客様のご了承をいただいた後に修理を実施させていただきました。

また、修理する際にプルタブがお手元にある場合、交換する予定のスライダーのプルタブと元々ついていたスライダーの
プルタブを交換し、出来る限り元々のアイテムの雰囲気を崩さない様にお直しいたします。

再メッキ加工

再メッキ加工では。剥がれてしまったメッキを復活させることが出来ます。

再メッキ加工前

再メッキの場合、元々のメッキの色を再現するには職人の腕が必要となりますが、
パーツの交換などを行う必要がないため、もともとの財布の使用感などを崩すことがありません。

再メッキ加工後

ルイヴィトンのロゴが入ったプルタブの破損は修理が出来ない

ルイヴィトンのファスナー修理ではほとんどの場合、ファスナーを修理することが出来ます。

しかし、1点だけ修理出来ないファスナートラブルがあります。
それが、ルイヴィトンのロゴが入ったプルタブや金具が折れてしまった時の修理です。

通常、プルタブや金具が折れてしまった場合には、
同じようなプルタブや金具を探し、交換して修理を行います。

しかし、ルイヴィトンのロゴが入ったプルタブや金具の場合、
代替えのプルタブはルイヴィトンでしか取扱をしておらず、
ルイヴィトンの正規店からしか、取扱うことができません。

そのため、通常の修理店ではプルタブだけでなく、ルイヴィトンの純正パーツでの修理が出来ないため、
どうしてもブランドのロゴや特殊な形状や柄の入ったアイテムを修理することが出来ないのです。

そのため、そういったパーツが破損した場合にはルイヴィトンの正規店へ持ち込み、
修理をご依頼していただく必要がございます。

革修復どっとコムのファスナー交換のすごいところ

通常、ファスナーの交換修理の場合、一旦財布やバッグからファスナーを取り外し、
新しいファスナーを縫い付けて修理を行います。

使えなくなってしまったファスナーの取り外し

取り外されたファスナーとルイヴィトンのバッグ

通常の修理店であれば、この際にミシンでファスナーとアイテムを
一気に縫い付けてしまうのですがこれをしてしまうと、
単純に縫い付けてしまうと合皮やレザーに元々空いていた前のファスナーの穴のすぐ真横や、
穴を広げて縫い付けてしまうことになります。

また、合皮やレザーは長年の使用で歪みや伸びが生じて来るため、
単純にファスナーを縫い付けただけでは、歪みが生じ、隙間やズレが生じることもあります。

そうなると、見た目の仕上がり感も悪くなってしまうのですが、
使っていると後々噛み合わせが悪くなってしまったり、今度はアイテムの本体そのものの破損に繋がってしまったりします。

革修理どっとコムではただ修理をするのではなく、
お客様の大切なお品物をキレイに修理することを目的としています。

そのため、通常の電動ミシンと違い、八方ミシンという手縫いが出来るミシンを利用し、
ひと針ひと針、元のぬい穴にハリを通して本体とファスナーを縫い合わせて交換していきます。

八方ミシンでひと針ずつ手動で縫い合わせます

そうすることで、少し手間はかかってしまうのですが、
ズレや歪みの無い、キレイなぬい後を保つことができ、
大切なお品物をより長くご使用いただくことが出来る様になります。

縫い目が一直線でキレイな仕上がり

 

まとめ

ファスナーはルイヴィトンだけでなく、他のブランドでも、修理のご依頼の多いパーツです。

日頃使っていても引っ張ったり擦れたりと負荷がかかりやすいパーツのため、
どうしても破損やトラブルが起きやすいのだと思います。

しかも、ファスナーが壊れてしまうと、普段使いに影響が出てしまうため、
ファスナーが壊れたらアイテム自体を取り替えてしまうという方も多いのでは無いでしょうか?

しかし、思い入れのあるアイテムを単純に買い替えてしまうというのは、
少し心残りがありますよね?

そんな時は、一度修理のご依頼をしてみてください。
あなたのファスナーも新品同様にキレイに仕上がることをお約束します。

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