修理事例

アニリン染めカーフの染め直し アニリンの良さを生かしたナチュラル仕上げ

ブログをご覧頂き有難うございます。

アニリン染めカーフのショートブーツです。

 

専門的な説明は省いて簡単に見分け方を

ご紹介させていただきます。

 

革の表情を出来るだけ残す染め方になるので、

革本来のシワ(シボ)が生かされています。

 

特徴としては、経年変化で色味が変化し、

色味に濃淡が出たり、濃くなるなど深みが出てきます。

 

【before】

【after】

 

アニリン系のメンテナンスは、バインダーを配合せず

アニリンに馴染む染料で補色します。

 

事前にクレンジングで汚れを落としてから、

保湿剤を入れ込むので、ハイシャインなのどの磨きを掛けなくても

ナチュラルな光沢感を出すことが可能です。

 

【before】

【after】

 

レザーの表情を活かすメンテナンス方法なので

擦り傷がある場合、画像のように残ります。

 

バインダー層が無いレザーなので、これを無理に隠すと

不自然な仕上りになり、アニリンカーフの良さを損なってしまいます。

 

ナチュラル感と見栄えのバランスを見ての

メンテナンス方法です。

 

ちなみにシュークリームでもある程度、

見栄えよくなりますが、直ぐに色が抜けてくるので

小まめに磨く必要があります。

 

磨きが好きな方は、それでよいですが、

時間を費やしたくない方、

面倒な場合にご検討頂頂けたらと思います。

 

 

 

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