ボロボロになってしまったバーキンのハンドルの画像です。
このような状態になってしまったら、上からエルメスのスカーフを巻き付ける方法もございますが、
革修復どっとコムでは、制作交換をご提案させていただきます。
しかしながら、エルメスはエルメス以外でメンテナンスをすると改造品として見なしてしまい、その後のメンテナンスを受けられません。
とても残念ですが、世界の高級ブランドですから致し方ありません。
今後のメンテナンスを正規店で受けてもらえないため、ご依頼いただく前に必ず正規店でご相談いただいてから、ご検討いただきたく存じます。
バーキンのハンドルを交換する工程ですが、縫製を解きハンドルを取り外します。
取り外したら、同じ形状で革の切り出しをします。
その後、ステッチとバニッシュ(コバ)の加工をします。
制作したハンドルを本体に取付します。
フラップ上部などのステッチ抜きとバニッシュ剥がしになります。
本体にハンドルを縫い付けたら、上部の再ステッチとバニッシュの再加工を施します。
続いて色褪せのメンテナンスです。
【before】
【after】
【before】
【after】
【before】
【after】
【after】
エルメスと同じ角度の再縫製です。
裏側もキレイに縫い目が出ています。
バニッシュも縫い付ける前に加工するので、スベスベでキレイです。
ご用意できる範囲で近い革シボのレザーを見つけて制作しているので、違和感なく仕上がります。
革製品は、『100年もの』『一生もの』と言われています。
私たち『革修復どっとコム』は、一緒に人生を歩んでいく大切なバッグを『いつまでも大切に』お使いいただけるよう、『らしさと見栄え』のコンセプトで状態に応じて、ご提案が出来るよう、そしてご期待に添えるよう、そんな『職人』を育成していきます。
『革修復どっとコム』の職人育成に関してのコンセプトです。
ご依頼いただくお客様に安心していただける『革製品の職人集団』を目指していきます。
詳しくは、『革職』からご覧ください。
MOTTAINAIの文化の伝え手として、
未来に豊かさを伝えていく。