「ボスフォール」コレクションにちなんで名付けられた「ボスフォール・ウェアラブルウォレット」。
このアイテムは、快適に持ち運べる洗練されたコンパクトなデザインが魅力です。
しかし、その形状からふち周りのヌメ革が劣化しやすい傾向があります。
ボスフォール・ウェアラブルウォレットは使いやすく、使用頻度も多いため、経年劣化によりヌメ革がボロボロになることが少なくありません。
今回は、経年劣化でボロボロになったふち周りのヌメ革とファスナーの交換修理をご紹介します。
修理内容
1. 劣化したヌメ革の交換修理
- ヌメ革の劣化は、見た目だけでなく、バッグの機能性にも影響を与えることがあります。
劣化した部分を新しいヌメ革に交換することで、元の美しさと耐久性を取り戻します。
2. ファスナーの交換修理
- ファスナーの不具合は、バッグの使い勝手を大きく損ねます。
新品のファスナーに交換することで、スムーズな開閉が可能になり、使い心地が向上します。
今回、革修復どっとコムにご依頼いただいたボスフォールは、使用されている表面全てのヌメ革を交換しました。
モノグラムの「トアル地」
モノグラムはエジプト綿に塩化ビニール(PVC)コーティング加工した「トアル地」と呼ばれる高級素材を使用しています。
以下がその特徴です。
- 弾力: ビニールなので当然弾力があり、使用中に型崩れしにくいです。
- 耐水性: 水に濡れても全く問題がなく、とても丈夫な素材です。
修理の効果
ヌメ革を新しく交換し、全体的にクレンジングを行うことで、新調感が蘇り、以下のような効果が得られます。
- 見た目の向上: ボロボロだったヌメ革を交換することで、見た目が大幅に改善されます。
- 耐久性の向上: 新しい革とクリーニングにより、バッグ全体の耐久性が向上します。
- 使い心地の向上: 新しいファスナーや革によって、使い心地が良くなります。
修理前の状態
今回、革修復どっとコムにご依頼いただいたボスフォールは、経年劣化によりヌメ革部分が汚れや硬化でボロボロの状態でしたが、モノグラム部分は汚れ程度でしっかりとした状態を保っていました。
そのため、問題なく交換修理を行うことができました。
ファスナーの破れた状態
画像のように生地が破れた場合、部分的な修理は難しく、全交換修理が必要となります。
国内メーカーYKKのファスナーから、ご用意できる範囲で色合いや生地の柄、金属部分のエレメントの形状などが概ね近いファスナーを選んで取り付けます。
これにより、元のデザインと機能を最大限に保ちつつ、美しい仕上がりを実現します。
もし、ヌメ革が傷んで使いにくくなったルイヴィトンのバッグをお持ちであれば、修理を検討してみてはいかがでしょうか。
最近の円安の影響や物価高により、ボスフォールショルダーは約30万円近い価格で販売されています。
リユース市場でも人気の高いルイヴィトンのバッグを、キレイにリフレッシュして再度使ってみませんか?
革修復どっとコムでは、経年劣化や使用による傷みを丁寧に修理し、美しく蘇らせます。
大切なアイテムを長く愛用するための修理とメンテナンスを提供していますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
ルイヴィトン財布・バッグ修理のアフター事例集
ルイヴィトン修理について
革修復どっとコムの取り組み
私たちは職人の育成を重要なミッションとして、高品質な修理サービスを提供し続けるため、次の世代の職人を育てる取り組みに力を入れています。
①実践的な練習
傷んだブランド品を安く仕入れ、練習用に使用しています。
これにより、職人たちはリアルな修理経験を積むことができます。
②専門的な指導
経験豊富な職人が新しい職人に対して指導を行い、技術を継承しています。
高度な技術を伝えることで、全体のクオリティを保っています。
③多様な修理実績
ルイヴィトン、エルメス、シャネルなどのハイブランド品を取り扱い、さまざまな修理経験を積むことで、対応力を高めています。
④もったいない精神
日本の「もったいない」精神を大切にし、使い捨てではなく、修理して長く使う文化を広めています。
上記の取り組みとして、以下の方法で職人を育成しています!
染め直し修理のリペア教室(多くの人に感動と喜びを)
委託販売(ブランド名・シリーズ名・真贋教育)
買取します(修理職人育成にご協力ください・技術を次世代へつなぐ)
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沢山のエルメスを修復しました。
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