バッグの状態は良いけど、LVの金具のメッキが剥がれてしまうと、目立って気になってしまいます。
メッキ加工を施すことで、見栄えよく仕上がりますが、本職にお願いするメッキ加工を推奨してきました。
本来のメッキ加工は、簡単に言うと、金属を溶かしたメッキ液に漬け込んで電気を利用して加工する方法になりますが、液体に漬け込むので、バッグや財布の金具類に加工をする場合、本体から取り外す必要がありました。
加工費に併せて、再縫製や構造によっては、バニッシュ(コバ)の再加工の工程を要するケースがとても多く、料金が高額になり余り実用的ではございませんでした。
今回、ご紹介する方法は、本体から外さず、電気とメッキ液で加工する方法をご紹介させていただきます。
何が違うかと言いますと、メッキ液に漬け込まないので、まずは取り外し費用が掛からないのでコストをグンと下げることが出来ました。
メッキ液に漬け込む加工と比較すると光沢感が劣りますが、剥がれた見栄えの悪い状態と比較すると、かなりキレイに仕上がります。
画像のように擦れにより金属に凹みがある場合、本体から取り外さないで加工するため、研磨ができません。
そのため、へこみ傷がある場合、残りますが、最初の変色や剥がれた状態よりは、見栄えよく仕上がります。
【before】
【after】
ファスナーの引手やエレメントなど金属部分は、概ね見栄えよくメンテナンスが可能です。
費用を抑えつつ、現状より見栄えが良くなるメンテナンスとして、ご検討いただけたらと思います。
革修復どっとコムの取り組み
私たちは職人の育成を重要なミッションとして、高品質な修理サービスを提供し続けるため、次の世代の職人を育てる取り組みに力を入れています。
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