今回、革修復どっとコムにご依頼いただいたスポンティーニですが、久しぶりに使おうと思ったらバッグの中がベタついて剥がれた状態とのことで、ご依頼をいただきました。
こちらが劣化した状態の合皮です。
大切に保管していましたが、保管中の多湿が要因で合皮は加水分解を起こします。
とくにインポートブランドは、日本国内の気候に合わないことが要因とも言われています。
ここで良くあるご質問のご紹介です。
Q:べたつきをクリーニングで除去できますか?
A:指で軽く擦って指に付着物が無ければ、コーティング剤で改善できる場合があります。
詳しくは、こちらになります。
劣化した画像のように生地が浮いたり剥がれたり、指に何らかの付着物がある場合、気持ちよくお使いいただくには、張替が必要になります。
張り替えする生地は、シャンタン生地です。
ルイヴィトンのロゴが入ったラベルや付属品などは、再利用して移植します。
劣化した合皮がシャンタン生地に変わりますが、構造など同じように制作するので、見栄えよくルイヴィトンらしく仕上がります。
内部の生地交換修理の際には、バッグのファスナー周り入り口の縫製を解くなど、オーバーホール的な解体が必要となります。
そのため、再縫製の工程が不可欠となります。
モノグラム部分の縫い目などが痛まないよう、丁寧に再縫製を行いますが、最善の努力を尽くしても、細部の美観に影響が出る場合がございます。
特に、内側面や重なり合う厚みがある部分については、慎重に対応いたしますが、予めご了承いただく項目となります。
お客様の大切なバッグが美しく修復されるよう、最善を尽くしてまいりますので、ご理解賜りますようお願い申し上げます。
ルイヴィトン財布・バッグ修理のアフター事例集
革修復どっとコム職人育成の取り組み
私たちは職人の育成を重要なミッションとして、高品質な修理サービスを提供し続けるため、次の世代の職人を育てる取り組みに力を入れています。
①実践的な練習
傷んだブランド品を安く仕入れ、練習用に使用しています。
これにより、職人たちはリアルな修理経験を積むことができます。
②専門的な指導
経験豊富な職人が新しい職人に対して指導を行い、技術を継承しています。
高度な技術を伝えることで、全体のクオリティを保っています。
③多様な修理実績
ルイヴィトン、エルメス、シャネルなどのハイブランド品を取り扱い、さまざまな修理経験を積むことで、対応力を高めています。
④もったいない精神
日本の「もったいない」精神を大切にし、使い捨てではなく、修理して長く使う文化を広めています。
上記の取り組みとして、以下の方法で職人を育成しています!
染め直し修理のリペア教室(多くの人に感動と喜びを)
委託販売(ブランド名・シリーズ名・真贋教育)
買取します(修理職人育成にご協力ください・技術を次世代へつなぐ)
染め直しなど修理してキレイになったブランド品のお得な販売サイト
-BASE-
革製品の製造段階と同じ方法で染め直しができる溶剤・塗料のオンラインストア
バッグ修理・靴修理の革修復どっとコム
沢山のエルメスを修復しました。
〒910-0016 福井市大宮1丁目11-27 清水ビル3F
お問い合わせ先 0776-25-2027
info@kawasyuri.com