Maison Margiela(メゾン・マルジェラ)は、1988年にMartin Margiela(マルタン・マルジェラ)によってパリで創業されたブランドです。
創業当初はMaison Martin Margiela(メゾン・マルタン・マルジェラ)という名前でした。
マルジェラは常に既存の概念に挑戦し続け、ミリタリーウェアや古着をリメイクしたり、新しいものにあえて色褪せやほつれといった加工を施して古着風にしたりするスタイルを確立しました。
このスタイルは、<ポペリズム(貧困者風)>というコンセプトを生み出し、90年代のグランジファッションの流行に繋がったとも言われています。
今回は、バッグの根革交換修理をご紹介させていただきます。
修理に使用するレザーの選定ポイント
革修復どっとコムでは、修理に使用するレザーを以下のポイントで選定しています。
革質
主に厚みが重要です。薄いレザーの場合は革漉き(すきき)機で銀面の裏側を床革と言いますが、その床革を漉いて調整します。
革シボ
革シボとは、表面のシワのことを指します。
自然なシワから人工的に作られたシュリンクレザー、型押しなどがあります。
シボの種類により、レザーの見た目や触感が異なります。
色味
レザーの色合いは非常に多様で、ブランド品は特にオリジナル性が高いため、同じ黒でも若干の色味や光沢感が異なることがあります。
革修復どっとコムでは、染め直しや艶調整の技術を駆使し、必要に応じて色合いを調整して制作します。
色味や艶調整などの加工が必要な場合、別途費用が掛かります。
革修復どっとコムでは、これらのポイントに基づいて最適なレザーを選定し、修理後に出来る限り違和感が出ないよう選定や色合わせを行っています。
マルジェラのブランドタグについて
メゾン・マルジェラのブランドタグには、ブランド名が書かれておらず、カレンダーのように数字が並んでいます。
この番号にはそれぞれ意味があり、ラインを示しています。
タグ上の数字の中で丸で囲まれた数字が、その服のラインを表しています。
この意味を調べてみました。
- 0 - ARTISANAL(アーティザナル)
- 1 - 女性のためのコレクションライン
- 4 - 女性のためのワードローブ
- 3 - フレグランスのコレクション(2010年誕生)
- 8 - アイウェアのコレクション
- 10 - 男性のためのコレクションライン(2005年春夏より)
- 14 - 男性のためのワードローブ
- 11 - 女性と男性のためのアクセサリーコレクション(2005年秋冬より)
- 12 - ファインジュエリーのコレクション(2008年誕生)
- 13 - オブジェ、または出版物
- 22 - 女性と男性のための靴のコレクション
- 6 - ♀のための服(MM6)
このように、マルジェラのブランドタグは非常にユニークな発想で、それぞれの数字が特定のコレクションやアイテムのラインを示しているようです。
バッグに不具合が生じ修理をお考えの際は、お気軽にお問合せ頂けたらと思います。
革修復どっとコムの取り組み
私たちは職人の育成を重要なミッションとして、高品質な修理サービスを提供し続けるため、次の世代の職人を育てる取り組みに力を入れています。
①実践的な練習
傷んだブランド品を安く仕入れ、練習用に使用しています。
これにより、職人たちはリアルな修理経験を積むことができます。
②専門的な指導
経験豊富な職人が新しい職人に対して指導を行い、技術を継承しています。
高度な技術を伝えることで、全体のクオリティを保っています。
③多様な修理実績
ルイヴィトン、エルメス、シャネルなどのハイブランド品を取り扱い、さまざまな修理経験を積むことで、対応力を高めています。
④もったいない精神
日本の「もったいない」精神を大切にし、使い捨てではなく、修理して長く使う文化を広めています。
上記の取り組みとして、以下の方法で職人を育成しています!
染め直し修理のリペア教室(多くの人に感動と喜びを)
委託販売(ブランド名・シリーズ名・真贋教育)
買取します(修理職人育成にご協力ください・技術を次世代へつなぐ)
染め直しなど修理してキレイになったブランド品のお得な販売サイト
-BASE-
財布・バッグ修理と染め直しのブランド別事例アフター集
バッグ修理・靴修理の革修復どっとコム
沢山のエルメスを修復しました。
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