シャネルが初めて登場したのは、1910年にパリのカンボン通りでココ・シャネルがオープンさせた帽子屋から始まりました。
ココ・シャネルは幼少時に両親を亡くし、孤児院や修道院で生活していました。
修道院で裁縫の技術を身につけた彼女は、後にシャネルを創業し、現在でも多くの女性から尊敬されています。
シャネルは、洗練された上品さと遊び心のあるデザインで、ラグジュアリーブランドの中でも不変の人気を誇ります。100年以上の歴史を持ち、その中で多くのアイテムが生み出されてきました。
シャネルにはさまざまな人気デザイン(シリーズ)が展開されており、その魅力は今も変わりません。
修理事例:コインケース内の修理
今回、革修復どっとコムにご依頼いただいたお財布は、コインケース内に穴が開いた状態でした。
穴が開いた状態
この穴が開いた状態は、ホックとコインが擦れることが要因です。
キャンパス生地なので合皮とは違いベタつきや剥がれが生じることはありませんが、画像のようにきれいに穴が開いてしまうことはよく見られる傾向です。
上から丸い生地を接着する方法もありますが、長持ちしないため、革修復どっとコムでは生地の交換をお勧めしています。
新しいシャンタン生地で交換することで、見栄えも良くなり、長持ちすると思います。
両サイドにマチがあるタイプの場合、マチの内側面も同時に張替えする必要があります。
これには、ふち周りの縫製を解き、元の針穴を活かして再縫製する工程が含まれます。
最善を尽くして修理を行っておりますが、細部の美観に影響が出ることもあります。
これは、新しい生地で一から財布を作る工程ではなく、解体して生地を交換する過程で少なからず型崩れが生じたり、痛みが出ているケースがあるためです。
他の部分を悪化させないよう慎重に交換するため、やむを得ない場合があります。
また、財布を作る職人と修理を行う職人は、一見似ているようで実は全く異なる技術が求められます。
製品の製造と修理のプロセスには、それぞれ特有の技術と経験が必要です。
修理においては、既存の素材や構造を壊さずに部分的に修復する技術が重要となります。
外した内部の生地
交換に使用する生地はシャンタン生地になります。
シャンタン生地は高級感があり使いやすい素材なので、生地が変わっても安っぽくならず、上品な仕上がりになります。
シャンタン生地は、以下の特長から高級感を保ちながら実用性も兼ね備えています。
- 高級感: シャンタン生地の独特の光沢と質感が、高級感を演出します。
- 耐久性: シャンタン生地は強度が高く、長く使用できる素材です。
大切なアイテムを美しく蘇らせ、長く愛用していただけるようサポートしております。
修理をお考えの際は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
財布やバッグの張替え修理について詳しくはこちら
革修復どっとコムの取り組み
私たちは職人の育成を重要なミッションとして、高品質な修理サービスを提供し続けるため、次の世代の職人を育てる取り組みに力を入れています。
①実践的な練習
傷んだブランド品を安く仕入れ、練習用に使用しています。
これにより、職人たちはリアルな修理経験を積むことができます。
②専門的な指導
経験豊富な職人が新しい職人に対して指導を行い、技術を継承しています。
高度な技術を伝えることで、全体のクオリティを保っています。
③多様な修理実績
ルイヴィトン、エルメス、シャネルなどのハイブランド品を取り扱い、さまざまな修理経験を積むことで、対応力を高めています。
④もったいない精神
日本の「もったいない」精神を大切にし、使い捨てではなく、修理して長く使う文化を広めています。
上記の取り組みとして、以下の方法で職人を育成しています!
染め直し修理のリペア教室(多くの人に感動と喜びを)
委託販売(ブランド名・シリーズ名・真贋教育)
買取します(修理職人育成にご協力ください・技術を次世代へつなぐ)
染め直しなど修理してキレイになったブランド品のお得な販売サイト
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バッグ修理・靴修理の革修復どっとコム
沢山のエルメスを修復しました。
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