このお財布の魅力の一つにココマークについているビジューがあります。
このビジューが一番の特徴です。
また、素材にはキャビアスキンが使用されており、その高級感と耐久性が特徴です。
今回、革修復どっとコムにご依頼いただいたシャネルの財布は、擦れによって銀面が無くなり、黒くなった部分が目立っていました。
銀面の修復が必要な状態です。
銀面修復の重要性と技術
銀面の修復には、革に馴染ませる技術や調色の高度な技術が求められます。
キャビアスキンの特性を最大限に生かし、自然な仕上がりを目指します。
【before】
【after】
今回のシャネルの財布は、表面に加え背面も同じような状態でした。
キャビアスキンの特性を最大限に生かし、自然な仕上がりを目指します。
【before】
【after】
今回の修復では、ココマーク内に織り込まれた黒ずんだレザーテープもメンテナンス致しました。
特に、ココマークはシャネルの象徴的なデザインの一部であり、その美しさを取り戻すことは非常に重要です。
【before】
【after】
キャビアラインのように革シボにエンボス加工が施されたレザーの染め直しは、そのエンボス感を出来るだけ活かしながら行う必要があります。
上から色を塗るだけの塗装方法では、シボが埋まってしまい不自然な仕上がりとなるため、革に染料をしっかりと馴染ませる方法を採用します。
革に染料を馴染ませることで、自然な見栄えを実現し、ナチュラルな仕上がりになります。ただし、以下の点にご留意ください：
- 黒く濃く浸透したシミ: シミが深く浸透している場合、染料を馴染ませても薄く透けて残ることがあります。
- シボの擦れ: シボが擦れて無くなっている部分は、若干つるっとした感が出ることもあります。
最善を尽くして修復を行いますが、これらの点については予めご理解いただきたく存じます。
革修復どっとコムでは、経験豊富な職人が丁寧に作業を行い、できる限りオリジナルの美しさを保つことを目指します。
大切なアイテムの修復に関してご質問やご相談がありましたら、いつでもお気軽にお問い合わせください。
革修復どっとコムの取り組み
私たちは職人の育成を重要なミッションとして、高品質な修理サービスを提供し続けるため、次の世代の職人を育てる取り組みに力を入れています。
①実践的な練習
傷んだブランド品を安く仕入れ、練習用に使用しています。
これにより、職人たちはリアルな修理経験を積むことができます。
②専門的な指導
経験豊富な職人が新しい職人に対して指導を行い、技術を継承しています。
高度な技術を伝えることで、全体のクオリティを保っています。
③多様な修理実績
ルイヴィトン、エルメス、シャネルなどのハイブランド品を取り扱い、さまざまな修理経験を積むことで、対応力を高めています。
④もったいない精神
日本の「もったいない」精神を大切にし、使い捨てではなく、修理して長く使う文化を広めています。
上記の取り組みとして、以下の方法で職人を育成しています！
染め直し修理のリペア教室（多くの人に感動と喜びを）
委託販売（ブランド名・シリーズ名・真贋教育）
買取します(修理職人育成にご協力ください・技術を次世代へつなぐ）
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沢山のエルメスを修復しました。
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