1941年、ニューヨーク・マンハッタンのソーホー地区にある倉庫スペースで創業した「ゲイル」。
創業者はマイルズ・カーンとリリアン・カーン夫妻、そして6名の職人たち。
紳士向けの皮革製品を下請け生産する小さな工房でしたが、その卓越した技術が徐々に評価され、名を確立していきました。
1960年代に登場した「コーチ」ブランドのバッグは、グラブタンレザーと職人技が光る逸品。
その耐久性と品質の良さで大人気となり、社名も「ゲイル」から「コーチ(COACH)」へと変更。
徹底したクラフトマンシップが、小さな皮革工房を世界的ブランドへと成長させました。
トートバッグの仕切りポケットの張替え
今回ご紹介するのは、大容量で使い勝手の良いトートバッグの仕切りポケットの合成皮革の張替えです。
状態について
表面はきれいな状態ですが、ファスナーポケットの合成皮革が加水分解を起こして剥がれてきています。
【before】
このような状態になった場合、元の状態に戻すことは難しいため、当店ではシャンタン生地での張替えをおすすめしております。
【after】
ロゴタグやファスナーは再利用し、仕切りポケットも同様に再現。
生地の色合いは全く同じにはなりませんが、違和感なく交換が完了しました。
【交換させて頂いた中央仕切り部分になります】
大事なコーチのバッグがこのような状態になりましたら、ぜひ当店までお問い合わせ下さいませ。
バッグ内部のベタベタについて詳しくはこちら
革修復どっとコムの取り組み
私たちは職人の育成を重要なミッションとして、高品質な修理サービスを提供し続けるため、次の世代の職人を育てる取り組みに力を入れています。
①実践的な練習
傷んだブランド品を安く仕入れ、練習用に使用しています。
これにより、職人たちはリアルな修理経験を積むことができます。
②専門的な指導
経験豊富な職人が新しい職人に対して指導を行い、技術を継承しています。
高度な技術を伝えることで、全体のクオリティを保っています。
③多様な修理実績
ルイヴィトン、エルメス、シャネルなどのハイブランド品を取り扱い、さまざまな修理経験を積むことで、対応力を高めています。
④もったいない精神
日本の「もったいない」精神を大切にし、使い捨てではなく、修理して長く使う文化を広めています。
上記の取り組みとして、以下の方法で職人を育成しています!
染め直し修理のリペア教室(多くの人に感動と喜びを)
委託販売(ブランド名・シリーズ名・真贋教育)
買取します(修理職人育成にご協力ください・技術を次世代へつなぐ)
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革製品の製造段階と同じ方法で染め直しができる溶剤・塗料のオンラインストア
バッグ修理・靴修理の革修復どっとコム
沢山のエルメスを修復しました。
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